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カテゴリ:経営
元リクルートの社員が多方面で活躍していることから、『元リク』なる言葉が生まれています。
かく言う私も『元リク』であり、正確に言うと『元リク社長』ということになります。 では、なぜ元リク社員は、会社を出てからも社会で活躍するのでしょうか? 私も体感したのですが、その理由としてリクルートの社内で使われていた『言葉』にそのヒントがあり、『リクルートの口ぐせ』がポイントなのではないかと考えています。 それを証明するように『「どこでも通用する人」に変わるリクルートの口ぐせ』という本が出版されています。 そこに業界を越えて、活躍する人財が生まれるリクルートの秘密があるのでは?ということでご紹介させていただきます。 当社の経営理念は『エンジョイ・カンパニー』なのですが、その由来は大学時代の野球部のスローガンである『エンジョイ・ベースボール』にあるのですが、大学時代の楽しい野球と実社会での仕事が結びつくことは容易ではありません。 私の中で『仕事=楽しいコト』ということを体感させてもらったのが、社会人で最初にお世話になったリクルートでの日々だっただと思います。 『リクルートの口ぐせ』の中でも、第1章が「仕事を楽しむ人」に変わる口ぐせとなっているので、まさに私のような人が沢山いることの証明であると思います。 この第1章の中で、6つの口ぐせが紹介されています。 「この3ヶ月でどれだけ成長したの?」、「できないことを努力してやらなくていい」、「小さな黒字より、社会への影響力!」、「開けられる扉はぜんぶ開けろ!」、「有言不実行でいい。」、「前任者のやり方は何がなんでも変える。」 いかがですか?なかなかインパクトがあると思いませんか? 通常の会社では非常識のようなことが、リクルートでは常識だということが沢山ありますが、この中で、私自身が大きな影響を受けた口ぐせが3つあります。 まずは「この3ヶ月でどれだけ成長したの?」という口ぐせ。 私は営業マンだったので、やはり目標数字の達成は絶対だ!という強い信念を持っていました。 しかし、目標達成という成果以上に、先輩からたたき込まれたのが「成長」でした。 極端な話、タナボタで目標達成が出来たとしても褒められることはなく、目標未達でも「成長」していれば褒めてもらえました。 そのことが今でも、仕事を通じて得る強烈な成長思考として息づいています。 テンションではなく、モチベーションで仕事が出来るのも、成長思考の賜であると感謝しています。 次に、「小さな黒字より、社会への影響力」という口ぐせ。 これはリクルートに在職中は分かりませんでしたが、今、事業を考える際に最も重要視するのが「社会性」になっていることからも、リクルートの風土がそうさせてくれていることが容易に想像出来ます。 そして最後が「有言不実行でいい!」という口ぐせ。 まずは思いついたことも口に出すことの大切さは、先輩から口酸っぱく教えられました。 口に出すことで、他人からのアドバイスが受けれたり、より具体的な施策が見つかったり、推進力が増したりするという経験を数え切れないくらいさせてもらいました。 当社の行動スローガンである「チャンス&トライアル」も、とにかくどんどんチャレンジすることの大切さを唱えています。 思い返せば、本当に沢山の「リクルートの口ぐせ」が、今の私を支えてくれています。 ぜひ、ご紹介した口グセから、何かを実践してみて下さい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年05月06日 00時00分04秒
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