|
カテゴリ:経営
今日も私の仕事のDNAに深く刻み込まれている元リクの遺伝子について書きたいと思います。
昨日は、第1章『仕事を楽しむ人』に変わる口ぐせでしたが、第2章は『失敗をバネにする人』に変わる口ぐせとなります。 当社の行動スローガンは『チャンス&トライアル』であり、失敗を気にせず、挑戦することの大切さを伝えていますが、リクルートはまさにそんな会社だったと思います。 では、第2章に書かれている『失敗をバネにする人』に変わるリクルートの口ぐせは、この6つです。 『で、おまえはどうするつもりなの?』、『達成するヤツとしないヤツに大した差はない』、『フィードバック、フィードバック、フィードバック』、『ダメだったことには必ず理由がある』、『たたきのたたきをつくれ』、『とにかく続けてみろ』 改めて書いてみると、保守的な会社であれば使われないような言葉ばかりが並んでいます。 人間は本来、危険を冒さないように設計されており、安全維持装置が付いているとも言われているのですが、リクルートの口ぐせは、その安全維持装置をぶっ壊すような言葉が並んでいます。 この中から、私が今でも活かしているリクルートの口ぐせを3つ、事例を交えてお伝えします。 一つ目は、『達成するやつとしないヤツに大した差はない』です。 私が所属していた課は、常に目標を達成する課でした。 私がお世話になった3年4ヶ月の間、課として目標未達だった月は一度もなく、全ての月で課の目標を達成していました。 私の部署には他にも3つの課、合計4つの課がありましたが、常に目標を達成する課は私が所属していた課だけでした。 では、営業マン一人一人に能力の差があるかどうかで言えば、本当に大した差はないのです。 しかし、目標達成への意欲は、最後まであきらめない姿勢はとても強かったです。 課間での異動をありましたが、私はラッキーにもずっと同じ課におり、負けないチームで数字への執念を学ばせてもらいました。 実感として、能力の差が大きい訳ではなく、目標達成への執念の差であると間違いなく言うことが出来ます。 いかにして、そのような執念の強い組織を創るかが、経営者として大きなポイントとなります。 二つ目が、『フィードバック、フィードバック、フィードバック』です。 先ほど紹介した常勝チームであった私の課では、フィードバックによる情報共有が徹底されていました。 一人で考えたり、一人で問題を抱えるのではなく、フィードバックすることで先輩達から至極のアドバイスをいただけるのです。 今ならブラックと言われるかも知れませんが、先輩方はどんなに遅くになっても、私の報告に対し、懇切丁寧にフィードバックをくれました。 それがいかにありがたかったか、今になっては心に染みます。 そして三つ目が、『とにかく続けてみろ』です。 最初にご紹介した目標を達成するポイントであった『執念の差』ですが、この執念を生むのも『とにかく続けること』なのです。 考えて、考えて、考え抜くこと。 さらには、行動して、失敗してもまた行動すること、などから奇跡のような経験を沢山積ませてもらいました。 続けなければ奇跡が起きないことを、身を以て体験させてもらい、今でも私の大きな財産になっています。 なぜ元リクメンバーが活躍するのか? 本当にリクルートの口ぐせには、とてつもない力があったのだと再認識します。 自分を振り返る意味でも、さらに深掘りしていきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年05月07日 16時30分12秒
コメント(0) | コメントを書く
[経営] カテゴリの最新記事
|