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カテゴリ:経営
お客様は神様です、という言葉がありますが、それは絶対真理だとも言えます。
当社で言えば、すべての売上や利益はお客様からいただいていますので、社員を雇用出来ているのも、システムや機械設備に投資出来ているのも、基本的にお客様の存在があってこそです。 しかしながら、全てのお客様が当社に利益をもたらせてくれる訳ではありません。 中には、当社に不利益をもたらすお客様が存在するのも紛れもない事実です。 では、どんなお客様が関わってはいけない『ブラックなお客様』だと言えるでしょうか? ここで、関わってはいけないブラックなお客様の特徴を3つご紹介させていただきます。 ブラックなお客様の3つの特徴は、『自社の利益だけを一方的に考える』、『お金の支払いが滞る』、『社員の時間を奪う』です。 一つ目の『自社の利益だけを一方的に考える』については、最も避けるべきブラックなお客様と言っても過言ではありません。 見積もりを提出して合意に仕事をスタートし、完了しているのに、請求段階になって根拠なく値引きを要求してくるような会社はブラックなお客様になります。 また何かミスなどが起こり、損害賠償が発生するようなケースがごく稀にあります。 その際に、100%相手に責任を押し付けるような会社は要注意です。 自社が直接、そのような事態に直面しなくても、担当者同士でそんな話を聞いたり、噂でもそのようなトラブルの話を聞いたところは注意すべきです。 二つ目の『お金の支払いが滞る』については、ビジネスである以上、非常にシビアに考えなければなりません。 たとえお金に支払いが遅れたとしても、事前に連絡を入れてくれるところはまだ誠意があります。 しかし、無断で延滞が発生したりするところについては、基本的に取引を停止するか、前金でのみ仕事を受けるかという対策を打たなければなりません。 会社の利益は、会社が運営されるための源泉であり、会社で言えば血液であると言えるくらい大切なものですから、お金の流れに関しては特に注意をして下さい。 三つ目の『社員の時間を奪う』については、冷静に判断する必要がありますが、これからの時代はブラックだと見る必要があります。 納期のない仕事ばかりのお客様、見積もり依頼時間が少なかったり、夜に集中したりするお客様、要求が細かすぎて、対応に時間が掛かってしまうお客様、休日出勤をしないと間に合わないような仕事が多いお客様などなど、様々な要素があります。 しかし、私が冷静に判断する必要があると言ったのは、自社の対応力や技術力が劣っているのが要因であるというケースもあるからです。 これは逆にお客様に迷惑をかけているということになりますから、逆に自社の課題を発見させてくれるホワイトなお客様という可能性もあります。 あくまで私見ですから、それぞれの経営者の判断が必要になりますが、ブラックなお客様かどうかを選択する知見として活用していただければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年05月19日 10時19分54秒
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