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カテゴリ:読書
いつも楽しみにしているメルマガ、土井英司さんんのビジネスブックマラソンでステキな本が紹介されていました。
スタンフォード大学行動デザイン研究所の創設者、BJ・フォッグ氏が書いた、人間行動の教科書『習慣超大全』。 インスタグラムの共同創業者が学んで、サービスに反映させたという、行動を定着させる原理が書かれており、英語学習からダイエット、筋トレまで、どんな習慣でも身につく、超強力なプログラム&メソッドが紹介されています。 悪い習慣を今すぐやめたい方、新しい習慣を定着させて人生を変えたい方に、イチオシの書籍です。 本書ので特筆すべきは、 B=MAP (行動=モチベーション・能力・きっかけ) として、行動を定式化し、モチベーションや能力の問題とされていた行動に、「きっかけ」という視点を加えた点。 さらに、<人の行動を変える「3ステップ」>として、きっかけ→能力→モチベーションの順にアプローチすることを説いています(通常は逆)。 習慣をやめる方法についても、5ステップで解説されており、ここまでやれば誰でも悪い習慣をやめ、新習慣を身につけることができるのではないでしょうか。 自分自身の行動を定着させるのはもちろんですが、消費者・顧客の行動を定着させるビジネスのヒントとしても読める強力な一冊だと紹介されています。 まちがっているのは変化に向けた「アプローチ」だ。問題は「設計」の欠陥であって、「人格」の 欠陥ではないのだ 必要なのは、「人間の心理に逆らわない手順」「変化を容易にする工夫」「推測や誤った原理に 頼らない道具立て」 タイニー・ハビットの構造 1.アンカーの瞬間 すでに習慣となっている日課(歯磨きなど)や、何かが起きたとき(電話がかかってきたときなど)。この「錨(アンカー)」によって、「小さい行動」をすることを思い出す。 2.小さい行動 身につけたいと思う新しい習慣を簡単にした行動。たった1本の歯をフロスする、腕立て伏せを2回だけ行う、といったこと。「アンカー」の直後に、この「小さい行動」を実践する。 3.祝福 ポジティブな感情を生み出す行動。たとえば「よくできた!」と自分に言う。「小さい行動」を取 った直後に自分を「祝福」する 人は心地よく感じるときに変化できる 「きっかけ」がなければ行動は起こらない 習慣をやめる方法 ステップ1:やめたい習慣を3つ書き出す。できるだけ具体的に。たとえば、「炭酸飲料を飲むの をやめる」ではなく「ランチに炭酸飲料を買うのをやめる」と書く。 ステップ2:それぞれの習慣について、きっかけを取り除く(または避ける)方法を探す。何も思 いつかなければ、それでもかまわない。次のステップへ進む。 ステップ3:それぞれの習慣について、実行をより難しくする方法を探す。 ステップ4:それぞれの習慣について、モチベーションを低下させる方法を探す。 ステップ5:それぞれの習慣について、ステップ2、3,4から最良と思われる方法を選ぶ。おまけの課題:選んだ解決策を実行する。 行動デザインのステップ 1.「願望」を明確にする 2.「行動の選択肢」を挙げる 3.「自分に合った行動」を選ぶ 4.小さく始める 5.「効果的なきっかけ」を見つける 6.成功を「祝福」する 7.トラブルシューティング、反復、拡大 世の中はあまりに長いあいだ、習慣は反復によって形成されるという古びた知識に囚われ、習慣化 に要する日数にばかり着目してきた。 著者は独自の研究を深める中で、習慣はその行動に「強いポジティブな感情」がともなっていれば、ごく短期間で、多くの場合わずか数日で形成されることを突き止めたということです。 この紹介文を読んだだけで、本を読みたくなりました。 500ページはなかなか勇気がいりますが、最優先に読む本にします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年05月21日 00時00分04秒
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