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カテゴリ:経営
先週150円を突破した円安ですが、日銀の介入で148円台に戻しています。
この介入に対して賛否両論ありますが、日銀としては150円以上の円安は看過出来ない状況であるということだと思います。 私が毎週見ている関西限定の情報番組である「正義のミカタ」では、京都大学教授で元内閣官房参与の藤井聡さん、経済学者で元大蔵・財務官僚の高橋洋一さんが円安は日本にとって大チャンスであると言っています。 この介入が正しいのかどうか、いくらの円相場が適性なのかは分かりませんが、私なりの答えは「環境に対応するしかない!」というものです。 円安なら円安の状況で有利になることをやれば良いのです。 円安だけでなく、日本の物価安は世界で類を見ないレベルになっています。 先日から海外からの旅行者が上限が撤廃され、海外からの旅行者がどっと押し寄せています。 日本のインバウンド比率は旅行者全体の17%と言われていますが、一人当たりが使うお金は数倍になるという試算もあるので、経済活性化に大いに貢献してくれますし、国内需要の伸びが期待出来ない中、外貨を稼ぐということはとても重要な経済活性化策であると思います。 さらに私が力を入れるべきだと考えているのは、食品の輸出です。 日本の食品は世界一美味しいと言われています。 イチゴやブドウは、その種が海外に流出し、安価品が出回っていると言われますが、そのようなことが起こるということは、日本の種に魅力があるということに他なりません。 品種改良技術や美味しさへの探求心こそが、日本の競争の源泉であり、円安の今こそ、海外に向けて、日本の美味しい食品をどんどん輸出すべきだと思います。 先週のガイアの夜明けで冷凍技術の進歩が凄まじいという内容が放送されていましたが、この冷凍技術を生かせば、フルーツやお肉などの素材だけでなく、お寿司、ラーメン、スイーツなどの加工品を美味しさそのままに輸出することが出来ます。 沢山の海外の方々に日本に来ていただいて、日本の美味しいものを食べていただいて、その美味しさを母国でも食べていただけるように、冷凍食品を購入してもらうという構図です。 このインバウンドからアウトバウンドの流れを個々の企業が取り組むのではなく、日本政府が国策として実行していくべきだと思います。 中国がITや世界の工場を、韓国がBTSなどのエンタメビジネスを国策としてグローバルマーケットで稼ぎまくっている現状を踏まえて、日本が力を入れる最優先が食品だと思います。 円安を機会にして、世界の胃袋を掴んでしまえば、農業の復活や食品関係の発展に大きく貢献しますし、決して流行ではなく、永続的な成長に繋げることが出来ると思います。 私なりの円安時代の経済活性化策、参考になれば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年10月25日 21時37分59秒
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