知らないのは恐ろしいコト
昨晩から杭州から湖南省の長沙市に入りました。ここまで中国の内地に来たのは初めてなのですが、そのスケールに正直圧倒されました。今回訪問するまで長沙という都市自体を知らなかったのですが、湖南省の省都、別称は星城。中国中南部に位置する特大都市で全国交通ハブ都市の一つとして位置づけられています。2,400年以上の歴史を持つ古都であり、近代には主な政治革命の拠点都市となった場所でもあります。譚嗣同らは長沙に時務学堂を設立、黄興らはここで華興会を結成、毛沢東もここで早期の政治運動を展開しました。1930年代には一時繁栄を極めたが、その後は「文夕大火」により壊滅的な打撃を受けました。「世界建設機械の都」と称される長沙には、世界トップ50の建設機械企業4社が集まり、建設機械と新材料を中心に、自動車、電子情報、家電製品、バイオ医薬を含む産業チェーンが形成されています。現地には100社超の日系企業が進出し、173社のグローバル500企業が拠点を置いている[21]。改革開放以降、1990年代から高度成長を遂げ、2015年には中国中部初の国家級新区である湘江新区を設立した。「985工程大学」を3大学も持ち、スーパーハイブリッド米(英語版)、スーパーコンピュータ「天河1号」、中国初のレーザー3Dプリンタなどが生まれた地でもあります。ユネスコ「世界メディアアーツ都市」に指定されているなど、文化産業の発展も著しく、国内有数の地方テレビ局である湖南テレビの影響力によって、中国の芸能人・有名人が数多く訪れるそうです。都心地に演芸バーやディスコ・カラオケバーなどがたくさん立ち並び、「娯楽の都」として知られるそうですが、昨晩はその象徴的存在である50年程前の長沙の路地を再現した「文和友」という施設を案内してもらいました。5階建てのビルの内装を40億円かけて、徹底的にこだわって昔の街並みを再現し、湖南料理の最高峰のテナントが入った、インフルエンサーに人気のスポットです。街の中心には滋賀県を本拠地とする平和堂があり、存在感を発揮していました。湖南という名の通り、大きな湖があり琵琶湖を持つ滋賀県と友好都市となり、その縁で滋賀を代表する企業である平和堂さんが進出したそうです。ただし、2012年の反日運動の際に暴動が起き、壊滅的打撃を受けたことでも知られています。私もガイアの夜明けで見た記憶がありました。他にも今回は時間的に訪問出来ませんが、空港から1時間のところにある「武陵源」は、巨大な石柱がジャングルからニョキニョキそびえる不思議な景観の世界遺産で、世界的にヒットした映画『アバター』の舞台のモデルともなった場所だそうです。夜の数時間過ごしただけですが、魅力たっぷり長沙、知らないとは恐ろしいコトですが、これから仕事でもご縁が深まり、何度も訪れることになると思います。今日は1日たっぷりと仕事をして、これからの戦略を創り上げます!