モナコ王国船にはたくさんフィリピン人が乗ってるんだけど、なぜだかやつらから「マスター(師匠)」と由美どん呼ばれてた。食堂でも「マスター マスター」と列を優遇され?なんか解らんけど弟子らしきフィリピン人も何人かいた。しかも男の子の弟子達・・・。汗 なぜ? やっぱりクルーのダンスクラブで派手な事して騒いでたからでしょうなあ~~~。 当の本人の私は単純にストレス発散してただけなんざんすけど。派手すぎたみたい??? 良い日本人のイメージをことごとく壊し続ける事に生きがいを感じて船で生活してましたものわたくし。おほほ! あと、同僚達からは「グッチ ガール」とあだ名が付いてました。 グッチのバック1個しか持ってないんだけど、こう呼ばれるにはある秘話があるのです。 あれはモナコ王国で起こった事。(イタリアの横の小国。ギャンブルで生計を国が立ててる。町全部がサーキットになるF-1のレースでも有名。) モナコ公国の国旗 その日は暑い日でした。 ビーチに行くつもりだったので、ビーチサンダルと短パンにTシャツを着てモナコの町をウロウロしました。 綺麗な町並みにうっとりしてましたら、ブランド物のお店が見えたので気軽に覗いてみました。 何も考えずエルメスの店に入ったら、そりゃアナタ、無視ですよ無視!客に挨拶もしてくれなかった。 どっちみちあんまりエルメスには魅力を感じるデザインが無いし好きではないので 買わないつもりだったけど、店員の態度にムカーーーーーーーーーー。 で、次に前から欲しかったルイ・ヴィトンを買おうと思い、ヴィトンの店に入ったら品物さえ見せてくれない。しかも他のお客の方に行ってしまった・・・・。 で、天下のシャネルなら絶対そういう扱いはしないだろうと、自分に言い聞かせて入ったらやっぱりいい扱いをしてくれた。さすがシャネル! イブサン・ローランも丁寧だったけど、マイナーブランドだからパス! で、最高に扱いのよかった店がグッチだったの! たまたまだったのかもしれないけど、グッチのモナコのお姉さんすごく丁寧に説明してくれた。こんな格好の私だったのに。。。。 感激した私はグッチのバックに決めたのでしたが、買う前にある案を思いつきました。 名づけて! 「プリティー ウーマンの復讐大作戦」 なんでこう呼ぶかというと、映画「ブリティーウーマン」のワンシーンのような事をしたのです。 船に1回帰って、丁寧に上品に化粧をしなおし、上品なお嬢様風のワンピースにツバの広いおしゃれな白い帽子をかぶりハイヒール履いていかにもお金持ってますって感じに着替えてグッチを買いに行ったのです。 でもこれだけでは終わらない! その買ったグッチの紙袋をぶら下げてちょっと重そうに持ちながらエルメスの店に入っていったのでした。(爆笑) すると・・・・ 無視しやがったさっきの店員が私の方を見て 「ボンジュール・マダム!」と紳士のあいさつ!!!!! 由美どんこれを聞いたとたん、むかああああああああああああああああとこの世のものとは思えない表情になりました。 顔を帽子のツバで隠してたからずうずうしくもこんな「フランス語の粋」な挨拶しやがったけど、帽子をさっとあげてわざと顔を見せてそいつらを覗いたら「ゲッ」という顔で口があんぐりしてた。 馬鹿たれエルメスの紳士もどき!オイラが根性たたき直してやる。 目線がグッチの紙袋にいってた。 ざまーみろ。お前らからは誰が買うか。残念だったねコミッション入らなかったね、あんたには。あはは そういうわけで、私の秘話は同僚の間で語られ、「グッチガール」というあだ名が付いたのでした。めでたしめでたし。 って、くだらねー話じゃねえか! ブランドがなんだ! 由美どんはブランドだろうが無名だろうが、気に入れば買う!気に入らんかったら買わない! それでいいのだ。うんうん。 「セールスとは?」と聞かれたら、由美どんの経験で学んだ答えはこれです。 皆さんしっかりメモルように。 「セールスとは、売る人の人格を買ってもらうことです!」 ジャンル別一覧
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