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カテゴリ:マッサージの事
去年の11月にある有名ホテルに出張マッサージをしに行った。
マッサージが終わりその帰りに 同じホテル内の高級宝石店を覗き「琥珀(こはく)」というジュエリーを探しに行った。 「琥珀」というのは恐竜がいた時ぐらい(?)の古代の木の樹脂が作った結晶で、宝石の中では「木が作った木製の宝石として珍しいもの」である。中でも虫が樹脂の中に入ったままの物が価値が高い。ジェラシックパークで恐竜のDNAを取り出したのは確かこの琥珀の中に入っていた蚊の吸った血のDNAだったと思う。 この琥珀は「ヒーラー」にとってとっても役立つ宝石なのだ。どうやら琥珀から電気(電波)が出るらしくピップ・エレキバンの役目をしマッサージをした時に悪い気を相手からもらわずに済むという。 コレ↑を教えてくれたのは私の日記に頻繁にコメントを残してくださるシャロンさん。 で、由美どん 色んなクライアントから悪い気をもらってすんごく辛かったの。で、宝石店を覗いたというわけ。 その宝石店のKさんから琥珀のペンダントを買ったんだけど、ついでに彼のお得意様も紹介して頂いた。日頃から良いマッサージ師を探してたそうだ。 それが日本人の弁護士Oさん夫婦との出会い。 去年の11月だった。 紹介されて即行マッサージの依頼を受け出張マッサージをOさん夫婦にやって差し上げた。 「こんなにキチンとしたマッサージを初めて受けた!」と絶賛され、それからOさん夫婦は私の大ファンになった。 Oさんは弁護士さんというだけあってマッハ・スーパー・ハイ・ストレスの状態だった。しかも呼吸法がおかしく息が途中で止まってしまう。そしていつも仕事で(裁判で冷静に)怒っている状態(戦っている)なので肝臓はボロボロ。怒りと熱がこもり、無理して働いていたので代謝が悪く腎臓の気も弱っていた。 (金のエレメント)肺=大腸 (木のエレメント)肝臓=すい臓 (水のエレメント)腎臓=膀胱 11月にこの陰陽五行説の関係を元に私はトリートメントを行った。 お支払い額はあちらにお任せしたら すんごい金額でお礼を頂いた。そして琥珀の事をお話すると、ご夫婦も即行 宝石商Kさんから何十万円ものブレスレットやネックレスをご夫婦二人とも買い集めていた。 弁護士事務所に運んでこられる悪い気から身を守れるのならいくら出しても惜しくないという考えらしい。 宝石商Kさんは 宝石がまた売れたのでおお喜び!逆にお礼を言われてしまった。 そんで今年の1月にもハワイに弁護士Oさん夫婦は戻っていらした。(毎年4回は帰ってくるらしい) で、由美どんの風邪もだいぶよくなったので早速再会すると・・・・・・・ 弁護士Oさんの顔は死んでいた。(汗) 気が全く感じられない。生きる気力が衰えている。 顔色も悪く黒ずんだ黄色っぽい顔で、目の下には水ぶくれしたクマのようなものが出来ていた。 それを見た瞬間「腎臓が最大に疲れている!胃の調子もおかしいな。」と思った。 弁護士Oさんは少し押しただけで体中が痛いと言った。以前はかなり強いプレッシャーが好きだったのにと思い、彼の気の停滞に驚かされた。 スウェーデン式のゆるいマッサージでとにかくリラックスさせた。そして全身の筋肉がマッサージのプレッシャーをあまり受け入れられなかったので、リフレクスオロジー(足と手のマッサージ)とクレニアルセイクラルセラピー(頭蓋骨のリラックス法)を主に行なった。 マッサージが終わり1時間半後・・・ 弁護士Oさんの顔色はピンク色に変わっていた。 Oさんの奥さんはご主人の顔色に手をたたいて喜んだ。 私が マッサージをプロとしてやってて良かったと思う時はこういう瞬間である。 翌日もマッサージを頼まれたので訪問した。 弁護士Oさんの顔色は完璧ではなかったけどだいぶ健康になっていた。「昨晩はよく眠れ、物をこっちに来て初めて食べたいとマッサージを受けた後から思いました。由美さんのいるハワイに行けば絶対治してもらえると思ってたんですが、あいにく由美さんが風邪をひかれてたので、治療してもらえずにいました。でもやっと癒していただいて本当にありがとう」とおっしゃって下さった。 弁護士Oさんと奥さんは「いつも行きつけのマッサージと針の場所が日本の地元にあるんだけど、慣れてくると馴れ合いになって適当に時間が来たらはい さよならというような治療法でクライアントの事を由美さんのように心から気にかけて治療してる人はまずいなんです。」とヒーラーの私に熱く語った。 これを聞いて悲しかった。 全員が全員ではないが、確かに医療や癒しがビジネス化し過ぎて、ヒーラーは見落としてる所が多い。 「癒し」とは「癒したい!助けてあげたい」と思う純粋な心から始まったものでその気持ちがあってこそ ヒーラーになれると思う。 お金は評価でもあるが、お金だけでは良い癒しを与えられる心得は出来ないように思う。 やはり 心に清い何か愛のようなものがないと 癒しは施してはならないと思う。 自分がそうなりたいと願えば願うぶん 癒しは奥が深いと思う。 考えすぎると何も出来なくなるので、いつも元の位置に戻るようにする。 そしてクライアントの事を第一に考える。 「この人には何が必要か? 何をして欲しいのか?」こう相手の体に呼びかけると自然と直感が働く。どこにどんなテクニックでなんのセラピーを施せば良いかが体が自然とやってくれる。 弁護士Oさんはマッサージが終わり静かにこう言った。 「訴えてたいと自ら言ってたクライアントが裁判の争いに精神的に耐え切れなくてね・・・・。 クライアントが自殺する事が重なったんだよ。」 この言葉で弁護士Oさんの気が失せた経緯が解った。 それはかなり重すぎる・・・・ 弁護士Oさんは地元ではかなり腕のきく弁護士さんで大きいケースを扱う事が多い。大きいという事はやはりそれだけ重いというケースが多いそうだ。 私は誰がどうしたとか悪いだの 正義だの よくは解らないけど、ただ弁護士Oさんが私に身を任せてくれてる時には自分の持ってるもの最大に そして最高のリラックスを提供しようと新たに誓った。 「誰かの為のセラピストになる。」 「人が喜ぶ仕事をする。」 これが私がマッサージ師になりたと思った最初のきっかけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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