ユミリンの　のんびりハピパワ日記

目が点になることを見るって楽しいというか衝撃というか、、、

好奇心の強い私には面白いことであります。

今日びセレブにあこがれるなりたい人が多い中　、もっと貧乏になりた

い人を見たことは私にとって、衝撃であり　時々頭の中にフラッシュバ

ックします。

のでやっぱり書き留めとこうと思って、、、


ひとつは数ヶ月前のＴＶ　、見た人もいると思いますが、その男性は

屋久島に住んでいて

家は林の中にあって、木の板や　トタン板のようなもので覆ってあり、

見た目、崩れかけの小屋のようでありました。


水道はなく、雨の多い屋久島のことなので、ため水や、川から引いた水

がありました。

台所はなく、煮炊きするのは部屋の中にある囲炉裏でして、その燃料は

　周りにあふれている、ただの雑木林の木々や枯れ枝です。



そのときは、囲炉裏の前にまな板を置いて料理して、囲炉裏で、なん

と！、取材の人々に　野菜の　テ、てんぷら！を作り振舞っていまし

た。



電気はないので　夜はランプだったように思います。

朝明るくなると起きて、まず川の水で洗剤を使わないで洗濯をしてロー

プに干すのが朝の日課。


畑も持っていて、日々の食べる作物も作っています。

その朝は、取材のスタッフに豆腐を作るとかで、ぼろ自転車で海に出か

けました。


何でって？　海水にニガリが含まれているので豆腐を作るのに海水が必

要なのです。



囲炉裏で畑の大豆から作った豆乳を煮詰め、海水のにがりで作った豆腐

を食べた取材人たちは、昨日のてんぷら同様　おいしい！おいしい！と

食べていました。


この人の収入は　若いときに習得した陶芸の腕で（元京都の人で何年か


窯元で働いていたそうです。）陶器を作り、物好きな人が　失礼！　

時々買ってくれ、年収は20万円ぐらいあり、どうしても自然に出来ない

日用品は買っているようです。

頭は丸刈り、自分で散髪するのでしょう。服は洗いざらしのぶかぶかの

ぼろ。

ホームレスに近いようですが清潔そうで、ちょっと違います。


見た感じは、ま～　法衣に着せ替えれば、チベットの修行僧に近いよう

な、いやそれよりもっとのんびりした気のよさそうなおっちゃんです。



ただ、この人はその京都時代に貯めた２百万円かぐらいで、屋久島に移

ってくるとき今すんでいる付近の土地は買ったらしく何百坪かは自分の

ものです。　ので追い出される心配はありません。




｛余談ですが、友達　が西宮から　兵庫の山の中に引越しするのですが

　まー立派な　日本瓦のヒノキ造りの、離れも寄せて10部屋もあり，菜

園もついている　敷地３００坪もある立派な屋敷が、400万円弱、と聞い

てびっくりしている今日このごろですが。｝



元に戻って、その人が取材の最後に言うたことが、衝撃的です。


「いやーもっと貧乏になりたい。」と。



そうしたら、もっと無駄をそぎ落とした生活が　言えば極限の無駄のな

い自然に同化した生活が出来るからでしょう。

いやー参りました。





豊かであろうがそうでなかろうが、地球環境に負荷をかける生活はした

くないと思う私ではありますが、　ここまで行ってるこの人には脱帽

です。





もうひとつは、私の知人にぼろぼろの家に住んでいる人の話です。




その人のマンションはほんとに手入れをしてなくて、階段の端はタイル

がかけていたり　新聞受けや手すりは赤錆だらけ、手すり下のパネルは

壊れていたり　外壁もクラックが走っています。



室内も、和室の赤い壁は古くぼろい感じで　和式トイレ　目地の多い下

半分タイル上部リシンの風呂場　等々　もう３０～４０年前のアパート

を手入れもリフォームもしないままというインテリアです。



　それはその人が悪いのでなく大家が怠慢なのですが、、


その人は、きれい好きなのでとても清潔にしているのです。



私は仕事柄や、　また風水も知っているので、とても気になります。

ずっと見ていると年々金運も落ちてきているようなのです。


そんなマンションなのに、その割りに家賃は結構します、ので時々引越

しを進めるのですが、




それが、ですね、本人はぜんぜん平気なんです、その不便でぼろぼろの

部屋が。


その人は、貧乏ポイ生活を楽しんでいるようです。



実は、その人は子供時代から若いときも　元芦屋のお嬢様でしてね。

今はもう両親はなくなっていませんが　昔は親が事業をしていまして、

大きい家屋敷にはお手伝いさんも居たそうです。


学校は芦屋の小学校から大学までエスカレーターの学校を出ていますし

。



なので今でも目は肥えていて、品物は良い品物が好きです。が今はモー

レツに欲しいということもないようです。



昔何十年も金持ちの生活をしたので、それは味わった、次この貧しいげ

な生活も面白いと思っているような感じなのです。




敬愛する津留晃一さんの言葉に

「人は体験したことのない味わったことのないことに、単にし

てみたいと憧れや欲望が起きるに過ぎない」

という言葉があります。

やったことのないことに、夢希望や欲望が起きる。



なので、人それぞれ違う欲求に従い、単純に生きていけばよいように思

います。味わいつくすとまた違う欲求が起きるらしいです。


そこには貴賎も上下もなく、、、、


今日も御目文字かかれて、ありがとうございます。