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さて、トルコはイスラム教の国ですが、 たくさんあるイスラム教の教会の四方に立っているミナレットという尖塔からは、時間ごとにイスラム教の祈りの言葉が流れてきます。これが、イスラム教の国へ旅行した醍醐味のひとつでもあります。 なんというエキゾチックな、、、、モスクの美しく威厳あるたたずまいの景色の他に、耳からも異国情緒が味わえるのです。 ところが街には、顔にベールをしていないカラフルな女性がいっぱい!!。なかには、年配の女性や、一部の女性にはベールをしている人もいます、 イタリアやフランスの街とあまり変わりません。 なんでか?というとトルコはイスラム教の国ですが、政治と宗教を分離しているそうです。 それにしても、他のサウジアラビヤや中近東の国とはえらく違います。 ガイドのSさんも時間時間で、こつっそりも、お祈りしているようではないので、「Sさんの宗教はどんな具合なんですか」と聞いてみました。 するとガイドさんはなんと!!「私は自分教です。 教会にはあんまりいきませんよ、母は敬虔なイスラム教徒なので、息子の私が教会にいかないので、嘆いていますが、、、」と言いわれました。 今の若い人は、教会に行かない人が多くて、そんな彼らも、年寄って死ぬ前近くになったら行くわ、などと言うひとも多いのだとか。 ガイドさんは中年ですが、ちょうど行ったときはイスラム教の生け贄祭というお祭りで、その日は親戚友達に羊の肉をプレゼントしまくるそうで、このツアーに参加する前日には自宅で羊の肉をキッチンでさばく大仕事をしてきたそうです。まあそんなお祭りごとはどなたもするようです。 他に朝晩は自宅で神様(アラーの神ですね)にお祈りすると言うてられたように思います。 何か日本に似ていますよねえ~。うちの父も見ても若いときや中年は超現世的でそんなもの見向きもしなかったのに、老年になるとお寺参りや、仏壇前でお経をとなえるようになっったのですから、、、 ところで、イスラム教の司祭様はなんと公務員だそうです。 なんでかというと、昔そうでなかった頃には、司祭に贈収賄が生じたそうです。貢ぎもの、金品の要求とかすごかったらしいです。 何かこれも日本とよくにていますよねえ、、日本は宗教は自由ですから、これが禍して、新興宗教の多くの信者は、会費だの御布施、玉串料、寄付や自分の時間の類を沢山取られていますよね。 ありがたいから出させてもらいなさい、徳積になるから、やれ、あなたの悩みを浄化してもらえるから、幸せになれるから、、云々 イスラム教というても、イスラム過激派原理主義とかと違って、一般庶民が信じているイスラム教はノーマルな道徳律のようなものです。日本人が良心にもとずき生きているようなものです。なのでトルコの人たちもおおむね、温厚でまともな人が多くエゴイスティックな人は少ないように見受けられました。ここらが治安も安定している所以なのでしょう。 こんなゆるいイスラム教の国トルコはユーロ危機が起きるまでは、ユーロ圏にはいりたくて仕方がなかったようです。ところがEUからなかなか許可がでなくて悔しがっているうちに、例のユーロ危機が起きて、隣りの国のギリシャの惨状を見ることになりました。 御陰で今ではEUに入れなくてよかったと、思っているというのをガイドさんから聞きました。 なんと運のいい国でしょう。昔、国が分裂して取られそうになった時はアタチュルクが表れて国難を救い、今度は、EUに入れなかった不幸は幸運にかわりました。 国の徳があるのでしょうか、、、、、 たくさんのブログへのアクセスありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 22, 2013 03:17:28 PM
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