2016/06/23(木)16:28
珍しく、母が気に入って使っている物。
私が選んだ物に対して、たいてい、何かいかんところを見つけて一言ケチをつける母ですが、これに関しては、文句なし。 「こらーよか。」といって、毎日使っているので、ほっとしました。 実は、元気な母も最近は耳が遠く、自分用の電話は、操作が簡単で、音の大きい高齢者用にして、門のところのチャイムも、自分に聞こえるように、工事の人を呼んで、自分がいつも座る場所に聞こえるようにしました。(おかげで、二階には、聞こえにくくなったのですけどね。) テレビの音も聞こえにくいというので、以前、テレビに外付けのスピーカーを私が取り付けたりしたのだけど、どうも、良くない、といって、すぐに外してしまっていたの。 次第にテレビ本体の音を大きくするようになったので、私たちの声がなおのこと、聞こえにくくなったようです。 顔を見て、確認してから、話しかけるようにしていました。 四月の終わり頃に、ふと思いついて、ア〇ゾンで、ワイヤレスの手元スピーカーを探して注文。 これです。(本体は、今母が使用しているので、箱の写真ね) テレビの横に、充電器を置き、テレビの音声の穴(赤白)につなぎ、コンセントに差し込んだら、準備完了です。 あとは、この本体に持ち運び用のスピーカーを載せれば、自動的に充電が始まります。 お年寄り用なので、スイッチ類がとてもシンプル。 プレゼントした日から、ずっと愛用してくれています。 テレビ本体の音を大きくしなくても、座っている場所のすぐ横にスピーカーを置けるので、こちらの声も聞き取りやすいとか。 これに関しては、一言もケチをつけなかったので、本当にうれしかったです。 夜寝る時には、充電器の上にきちんと戻して、翌日また、気持ちよく使っているようですよ。 そのうち、私が使うようになるかもしれませんけど・・・・ 買ってよかったです。 では、そろそろ取り掛かっている「かな書」の作品作りについて。 毎年秋に、同じ書道会の人たちの作品展があるので、その時に、どんな和歌を書こうか・・・と、考えているのです。 作りおきしていた和綴じノートに、いろいろ考えを書いたり、メモを貼ったり、筆文字の練習をしたりしています。
昨年は、大伴家持が国司として赴任した越中の国に旅行したので、それにちなんだ和歌を書きました。 今年は何にしようかな・・・といろいろ考えて、まずは、家持と人麻呂にしぼり、万葉集を眺めて、これにしましたよ。 この矢印の和歌です。 昨年旅行した場所で、石上神宮の中の「山辺(やまのべ)の道」 に歌碑があったのです。 ただ、もともとの万葉集の和歌が、 未通女子が 袖布留山の瑞垣の 久しき時ゆ 思ひきわれは という形なのに対し、平安朝あたりからは後半が、 久しき世より 思ひそめてき と、変わって伝わっているんですね。 これを、どちらにするのかをまだ決めていません。 さて、ノートの中身ですけれど、こんな感じです。 まずは、和歌とその意味、説明を書いてみて、 どんな風にちらし書きにするか、大まかに考えて、 筆で、単語ごとに書いてみたりしているところ。 先生に相談して、ちらしの配置が決まったら、今度は、どこで墨をつぐか、とか、どの仮名文字を使うか、とか、いろいろ考えていきます。 去年のは、これ。 ちゃんと表装をしていただきました。 さて、今年はどんな風に書こうかなぁ・・・ 楽しみです。