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2016.09.18
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カテゴリ:歴史・文学など
昨日は広東語がいっぱいだったので、
今日は、日本の話題にします。

私は日本の古典文学が大好きで、
高校時代には、図書館で、古典文学全集を借りては、
よみふけっておりました。

そのせいで、大学は文系で、特に中古文学が専門になりました。
卒業論文は、「落窪物語におけるあこぎの役割について」だったかな。

ままこいじめのお話なので、母は、
「よう、そげなの研究するね、あてつけね。」
なんて、いらんこと言っていましたけど、
一応私は、実子ですね。

だけど、私の興味関心は、文法とか解釈よりも、
その時代に生きた人たちの心のありようの方に向いていました。

今でも、
   
こういう本を読むと、わくわくします。
おっとり構えているように思える貴族とか皇族が、
実はものすごく権力闘争に燃えていたり、乱暴だったり
それから、恋に燃えたり嫉妬したりして、
とても人間っぽいの。

和歌も物語も大好きですが、
とくに和歌は、読んだだけではたいして感動しません。
その背景にある、人間関係とか、歴史的背景を知ると、
とたんに、生き行きとしたものに見えてきます。

具体的なことは、また後日にまわすとしましょう。

では、今パソコン周りに置いている他の本を。

「大鏡」は、「歴史を明らかに映し出す優れた鏡」という意味で、
190歳の大宅世継さんと180歳の夏山繁樹さんの二人が、
雲林院というところの菩提講で語り合い、
それを若侍が批評する、という対話形式の歴史書です。

この本のはじめに、
「源氏物語を平安女流文学の最高傑作とするならば、
大鏡は平安男性文学の最高傑作であると、
躊躇なく言えるであろう。」
と、書いてありますよ。
王朝のトップクラスの政治家たちが、
政権の座をめざし、高位高官を狙って、
いかに執念を燃やし、いかに手練手管の限りを尽くしたかを
血も滴るばかりの生鮮な筆で描いているらしいです。

私はまだそこまでじっくり読んでいないのですけれど、
第四巻の18章で書かれている、
藤原道隆の孫、伊周の子である道雅のことが読みたくて、
この本を買いました。

   

この道雅さんについては、以前ブログに書いたと思いますので、
ここでは、省略しますね。
とにかく、悪逆非道、とんでもない人だった・・・というお話。

右側の本も、なかなか面白かったです。

「教科書にはのらない」というフレーズには惹かれます。

「平安京は「キタナイ」「コワイ」「キモイ」の3K」
という項目なんかも、とっても面白いです。

これまた、詳しく書くと、キモイことになりそうなので、
省略しますね。

   
これまた、「学校で教えない教科書」と書かれています。
中身が面白い。
本当かどうかわからないけど、興味深い内容です。

・紫式部は藤原道長の愛人だった?
・紫式部は晩年ノイローゼにかかっていた?
・「源氏物語」は藤原氏衰亡を祈る呪いの物語?
・「源氏物語」は怪奇小説か?
・手紙のやりとりもなく犯す光源氏はレイプマン?
・愛人の多くが不美人だった光源氏はブスマニア?
・不義の子を生んだ藤壺は光源氏を愛していたか
・弘徽殿大后はなぜ悪役として描かれたのか?
・光源氏は本当にもてる男だったのか?
・柏木はなぜ光源氏に睨まれただけで死ぬのか?
・弱い女性の拉致監禁事件は当時ザラだった?
・「源氏物語」は本当に未完だったのか?

面白そうでしょ?
ここにはほんの一部しか項目をあげていませんが、
109の項目について、2ページずつ、読みやすく書いてあります。

   
今昔物語は、高校生の時に全部読んだはずなのですが、
自分で買うとなると、第三十一巻まであるので、
とてもかさばるし、大変・・・
というわけで、この「ビギナーズクラシック」版を買った。

お釈迦さまの話から、自分の身を焼いた兎の話、
安倍晴明、長大な鼻をゆでて脂抜きする高僧の話、
羅城門のある夜のできごと、姥捨ての話など、
有名なものが並んでいます。


そうそう、こういう万葉集関連の本もありますよ。
   
左側の本では、万葉集の有名な歌人たちの生涯や時代背景が、
けっこう詳しく書かれています。

万葉集本編の方は、ちゃんと全巻そろえています。
   
そして、めざす歌人やめざす歌が見つかりやすいように、
本の小口のところに、辞書みたいな印を書き込んでいます。
   

ちなみに、
   
そして、
   

目的もなく、何となく読むだけでも楽しいです。
で、気に入った歌があったら、すぐに付箋紙を貼ります。

こう並べていくと、日本のものばかりみたいですが、
いえいえ、実は私は、大の中国好きなんですよね。

近代では、金庸さんの著書は、翻訳されているものは
たぶん全て買って読んでいますし、
司馬遷の「史記」も、大学生の頃に読みました。
(もちろん、解説つきの物です)

そして、漢詩も大好き。
うちに父の蔵書の「唐詩選」というのがあったので、
それをたまに、読んでいましたね。

一昨年の股関節手術の時は、kindleで「唐詩選」をダウンロードして、
好きな詩を書き写したりして、楽しんでいました。

中国語での朗読が聞きたくて、DVDBOXも買いましたよ。
   
   
このような、小冊子を見ながら聴きますが、
   


こんなのもあります。
春夏秋冬、それぞれの季節に合った漢詩が100ずつついているの。
   

これは、秋の詩から、杜甫の「月夜」
   
45歳の杜甫は、安禄山の乱のときに、
捕らえられて、幽閉されてしまうのですが、
その時に、妻や子供と一緒にこの月を見たいものだ・・・
と詠んでいる詩です。

「かな書」サークルでは、和歌を書くのと、
漢詩の一部を書くのがありますので、
その都度、その作品にまつわる話を調べています。

それがまた、楽しくて・・・
そちらにはまり込んでいくことが、しばしば。

というわけで、今日は、
私の文系っぽいところをご紹介させていただきました。

   





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Last updated  2016.09.18 21:23:57
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