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つぶやき★マダン

つぶやき★マダン

三十路目前

30歳を前にして私は焦っていた。
なぜか?彼氏もいなくて、自立もしていない。私の30歳こんなハズなかったと・・・。

そして30歳までに独立しようと、前よりお給料のイイ会社に転職し、私は家を出た。

その頃の私は、家を出たくて出たくてしょうがなかった。
毎日親から結婚の話を出され、しんどくてしょうがなかった。

私の父は、世間体を気にする人である。
3人兄姉の末っ子の私。その私ですら30歳を前に結婚していなかった。
つまり、父はお爺ちゃんになれていなかったのである。
同窓会etc.父の周りの同級生はお爺ちゃんになっている人がほとんどで、
「孫」なんて唄がヒットする位だから、孫自慢が始まる訳なのである。

そして家に帰ってくると父は大爆発!
「なんで結婚しないんだ?」と兄姉&私にあたった。

「なんで・・・」って言ったってねぇ。誰でもいいわけじゃないし。

私たちはブツブツ言うだけで精一杯であった。

本当に辛かった。面倒くさかった。頭に来た。もう、そんな生活はイヤだと思った。
同じような境遇の友達に聞いてみても、友達の家は違うという。

うちの父親がそこまで言ったのには、世間体を気にするということもあったろうけど
自分の思い描くように育たなかった子供たちに、不満があったからだったのかもしれない。

家を出るには、それなりにサラリーがなければ家賃も払えないわけで、転職をしたのである。
新しく住む部屋を捜してから、親に打ち明けた。

「家を出て一人で暮らします・・・。」




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