槍ヶ岳の写真、できました。
先日の槍ヶ岳・南岳山行で、一眼レフカメラで写した写真フィルムの現像がようやく上がった。これを選んで、セコセコとスキャンして、ふう、やっとできた…凄い星でした。寒さも忘れ、見入ってしまった。夜明け間近。明るいのは明星、金星。星の写真は何枚か撮ったけど、レンズが曇ったり飛行機が写ったりで、ほとんど失敗。 以前にも書いたかも知れないけど。コストがかかっても、手間がかかっても、私はやはり、フィルムがいい。パソコンに落としてしまえば同じなのだが、フィルム原板は本当に美しい。それをルーペで見ることが、山から帰った私の楽しみなのである。パソコンのモニタでは到底表せない。なんとか、近づけようとはしているが…朝夕の太陽が低い時、雪は様々な表情を見せてくれる。西鎌尾根と黒部の山々。前日に降った雪が30cmほど積もっていた。向こうにうっすらと東鎌尾根。 フィルムとデジタルでは、何が違うのか?私の場合は気合い。写真を撮る心構え。フィルム1本500円、現像600円。1回シャッターを押すのに30円、と思うと、自ずと気合いが入るというもの。槍ヶ岳山頂より、この日歩く稜線と穂高の山々。槍ヶ岳を撮るには槍ヶ岳山荘は近すぎる。はっきり言ってイマイチなのだが、朝の光を借りて、いいのが何枚か撮れた。南岳より双六岳方面。夕方。大キレットと北穂高岳。 山の姿を写真に写す時、雪があるのとないのとは随分違った印象を受ける。雪がある時、山の格好良さは5割増し、と私は思っている。登る苦労は5割増しどころではないけれど。朝の常念岳。南岳付近より。朝陽に染まる笠ヶ岳。槍ヶ岳と、これより歩いていく縦走路。いい天気をありがとう、という気持ちで爽やかな朝の空を画角いっぱいに入れた。カメラ:ニコン80s レンズ:ニッコール24mm~120mmVR, ニッコール24mmF2(星の写真のみ) フィルム:コダックエリートエクストラカラー 三脚:スリックSPRINT PRO GM(星と朝の写真のみ使用、他は手持ち)