霊能者による引越先鑑定 by ゆんたま
空がよく晴れているので、昨日も今日も良い月夜である。煌々と輝く月を見ていると、自分の心を照らされているような気持ちになる。月は無意識を象徴するものだからだろうか。今日は会社の引越先候補の賃貸ビルを、霊能者の人に見てもらう日だった。一体何をそんなゲンを担いでいるのか、と思う人の方が多いだろう。相棒にも「その会社、おかしいで」と言われた。(^^;私もそんなに凝らなくても、とは思ったのだが、社長ともう一人の同僚がいやに気味悪がるのだ。一人で残業するのは恐いから絶対にイヤだ、とまで言う。そうしたら、もう一人の同僚の縁続きの人に霊能者がいて、同僚も今まで知らなかったのだが、かなりいろんな人からの依頼を受けているらしい、と言うのを聞いて、俄然社長がうちも見てほしい、と言い出したのである。某市議選の候補者数名からの依頼も請け負っていて忙しいとのことだったので、それが終わってやっと今日来てもらった次第。現在入っている賃貸物件は倉庫兼事務所だが、社長と非常に相性が良いらしい。だからこんなに活気があって、業績も順調に伸びてきたのだそうである。できることなら引っ越さない方が良いらしいが、なにせ手狭でこのままでは人も増やせないし、工事現場にあるような簡易トイレなので、男性には入ってもらえないという有様。事務所部分が4畳半ほどしかなく、そこに3人のスタッフと、社長が加わる時には4人がひしめいているのだから、商談も倉庫でするしかないので、これからどうしたってもう少し広い場所が必要なのだ。で、探したのが現在の場所から10mほど駅の方に戻ったところの角地にある賃貸ビルで、床面積が20坪以上で3階建て。これで家賃は18.9万円、敷金120万円という格安物件である。築40年という古さなので、昭和にタイムスリップしたような古さは否めないが、机や応接セットなどの備品もかなり残っており、全部使ってもらって良いと言う。パーテーションを取り外したり壁や床をリフォームしたりと、少し手は入れないといけないが、広いだけにセミナールームにすることもできるし、利用価値のありそうな建物だ。ところが、階段下に何に使ったのか訳のわからない穴が空いていたり、1階部分が妙に薄暗い感じがあったりはする。それでも鈍感な私は、皆がいたからその活気でわからなかったのか、平気で全然なんともなかったのだけど、先にも書いたように同僚の一人が妙に気味悪がる。他のスタッフも、階段の上の方から何かに見下ろされそうな感じがする、とも言う。管理している不動産屋に、前に入っていた会社(6年程そこで営業していたらしい)はどうして出て行ったのか、もっと良い場所に移ったのか、と私が尋ねると、相手は言いにくそうに「倒産です」と答えた。それを聞いて、スタッフ一同、一気にテンションが下がってしまった。オーナーは福井県に本社があるメガネのメーカーで、最初は大阪営業所として使っていたそうだ。それがなぜ賃貸にしているのか、ということにまで遡って悪いストーリーが頭に浮かぶ。そんなこんなで霊能者さんに一度見てもらおうということになったわけである。この霊能者さん、まだ30代半ばの女性で、仲の良い友人を助手として連れて来ているのだが、2人してなかなか建物の中に入りたがらない。それでもどうぞ、と部屋の中に招き入れると、文字通り彼女の腕に鳥肌が立ったのが傍目にもわかった。「ここは風水でどうにかできる以前の問題です。」と言われ、残留思念か霊かと聞くと、霊そのものがいるとのこと。後から聞くと、1階には男性がうずくまっており、3階の台所の前では女の子が泣いていたと言う。今回は話しかけなかったので、その霊達の仔細はわからないとのことだった。また、2階には何も居ないが、風水的に最悪の間取りだという。しかも、この前来た時には気づかなかったが、2階の窓から外を見ると、建物のすぐ傍を電線が2方向にクロスして通っている。こりゃダメだ、と私も思った。電磁波が健康に与える影響も大きいし、高圧線の傍には霊が寄ってきやすいからだ。男性と若い女性の霊は自縛霊なので、ちょっと部屋に入っただけで憑いてくるということはないが、ずっとそこにいればやはり影響が出てくるらしく、だんだん皆健康を害したり運気が下がってきたりするから、ここには入るのは止めた方が良い、もしどうしても入るのであれば、除霊してから大改装をしないといけない、とのこと。前の倒産した会社の人もかなり苦しかったんじゃないですか、という話だった。それで結局その物件は断わることになってしまったのだが、確かに出世家というのもあればそのまた逆に、誰が入っても繁盛せずに出て行ってしまう家もある。入る前にそれがわかったのであれば、これは社長に運や徳があったということだろう。慌てないでじっくり探せば、物件の方から寄って来てくれますよ、とのことだった。面白かったのは、今会社が入っている場所の運気を上げるために、社長にOリングテストをしながら、運気の弱い場所に8角形の鏡やタイガーアイの丸玉を置いたりしたことである。中でも、アルミホイルを円錐形に尖らせたものが水晶の代わりになるというのは初めて知った。ついでに、持ってきていたいろんな石の丸玉を思いつくままに選ばせてもらった。そうすると、その人にとって必要なエネルギーがわかるそうである。引越先を恐がっていた若い同僚は、恋愛や結婚を表すピンクや赤い石ばかりを選んでいたのに対して、私が選んだのはレッドタイガーアイ、ブラックスキャポライト、アマゾナイト、クラック水晶などで、「見事に自立系ですね」と笑いながら言われた。確かに自立や成功、願望実現という感じである。それが今の自分にとっての課題なんだろうな、と思う。今度、その人の家にみんなで遊びに行って、個人的に見てもらおうということになったので、それがちょっと楽しみである。**********************************************新規開拓営業支援Navi中小企業のための新規開拓営業支援ブログ◆販路開拓コツのコツ◆DVDレコーダーを100%使いこなそう!