貧しさの中で幸せに生きること by ゆんたま
相変わらずの不景気である。雇用環境は一向に変わらず、ますますひどくなっているようだ。一緒にカラーコーディネートの勉強をした友人は、やっと派遣の仕事を見つけたらしい。まだ試用期間だけど、正社員の口が見つかった私はまだマシな方だろう。ところで、この間、テレビでこんなことを言っていた。「豊かな日本」というのはここ数十年だけの話で、それ以前はずっと日本は貧しかったんだ、と。確かに、北朝鮮のように道端で餓死者が出ているわけではない。それを考えれば、まだ豊かなのかもしれない。ネットカフェ難民などで、生きる希望もなく追い詰められた状態の人も多いとはいえ。私の両親の世代は、1年のうちに休日は盆と正月の数日だけで、毎日働くのが普通だったと聞いている。母は若い頃、1週間に1日でいいから休みがあれば良いのにとずっと思っていたそうだ。今の私達からは考えられないことだけど。それぐらい働かないと食べていけない時代だったんだろう。朝は7時半や8時に出社して、夜は家族全員で5時か5時半に食卓を囲むのが普通だったらしい。残業なんてそれほどなかったのね、きっと。ほとんどのみんなが貧しくて、倹約しながらつつましく生きるのが当たり前だった時代。貧しいからこそ家族や地域のみんなで肩を寄せ合って生きてきた時代。そんな時代に戻れたら、貧しくても幸せなのかなという気もする。でも、そう簡単に後戻りはできない。今の私たちに1年中働けといわれてもそれは難しい。仕事の内容が昔とは違うし、残業なしで帰れるかというとそれも無理。家族や地域のあり方も昔とはまったく違う。だけどここで立ち止まって、昔の良さを考えてみるのも悪くない、と思う今日この頃。**********************************************XOOPSマーケティングランド~XOOPSで簡単に作れる高機能ホームページ!~【スローライフスタイルショップ】生活雑貨【スローライフスタイル禁煙倶楽部】電子タバコ