塞翁が馬 by ゆんたま
最近、「塞翁が馬」という言葉をよく思う。良いと見えたことが、必ずしも良いこととは限らない。逆に、悪い目が出たと思っても、結果的にそれが良い結果をもたらすこともある。人生ってそんなもんだよね。神戸で教師になってたとしたら、おそらく私は神戸で暮らしてただろう。神戸の人と結婚してたら、やっぱり神戸で暮らしてたはずだ。そしたら阪神大震災の時に命を失ったり、大怪我をしていたりしたかもしれない。やっと良い就職口が見つかったと喜んでたら、こんな会社、最初からやめとくんだった、と後悔したり。(苦笑)幸せな出来事が不幸の種になるかもしれない。不幸な出来事が実は幸せな人生のきっかけになるかもしれない。だから、目の前の事象に一喜一憂する必要はないんじゃないか、と。もちろん、嬉しいとか悲しいという気持ちはあるけど、深刻に感じすぎるのじゃなくて、どんなことが起きても淡々と受け止めた方が良いのかな、という気がしてる。希望さえ失わなければ。若い頃にはわからなかったことが、この年になってやっと実感としてわかるようになってくる。年をとるのも悪いもんじゃないね。