カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日行った「三尺三寸箸」(つまり1mのお箸ですね)の店名の由来が、紙のランチョンマットに書いてあった。
********************************************************** 昔、ある人が、極楽の食事の様子を垣間見たところ、おいしそうなたくさんのご馳走を前にして、三尺ほどもある長い箸が用意されていた。 どうやって食べるのだろうかと見ていたら、そこにいた人達は皆、料理を自分の口にではなく、お互いに他の人の口に運んで、それはそれは楽しそうに、和気藹々と食事をしたのだった。 ********************************************************** これは仏教説話にあるそうで、自分のためにではなく、他の人のために何かをすることの大切さ、尊さを教えたものであるらしい。 そういえば十数年前、ある自己啓発セミナーを受けた時に、同じようなゲームをしたことがあったのを思い出した。 お弁当が一人ずつ与えられるのだが、「自分の箸は使わずに食事をするように」と言われるのだ。 最初はどうしたらよいかわからずに皆考えこむが、誰とはなしに、自分の箸で他の人に食べさせ始め、そのうち皆ワイワイ言いながら楽しく食事をすることができた。 食事が終わった後、「天国の食事と地獄の食事」の話を聞いて、なるほどなぁと思った覚えがある。 地獄の食事は、その長い箸で料理をなんとか自分の口に入れようとするから、ポロポロとこぼれていつまでたっても食べられず、みんな不平不満だらけなのだ。 他の人を喜ばせるために何かをすれば、自分も楽しいし自分も他人から喜ばされるということだろう。 現実にはなかなか難しいことだけど、日々心がけたいものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|