カテゴリ:雑感
昨日の朝のことだ。 目が覚めた時にまだ布団の中で、今私がカテキョで教えている中学受験生のことをふと考えた。 受験のために、1月は小学校に行かないらしい。 そういえば私の同級生にも中学受験で私立中学に行った子がいたな、と。 当時としてはまだ中学受験するような子はほんとに少なかったので、うちのクラスからは彼女1人だけだったと思う。 あの子もきっと陰で受験勉強してたんだろうな、と思った途端に頭の中に嫌な思い出が蘇った。 家庭科の実習のために、私達の班は材料のウィンナーの買い出し係に当たっていた。 ウィンナーの個数×人数分を、肉屋のおじさんに時間がかかるのに数えてもらって買って学校に戻ると、担任教師が「赤い色付きのは良くないから色の付いてないのに変えてもらってきて。」と言う。 「えー!?」と皆から不満そうな声が上がった。 そりゃそうだ、授業が終わってから買い出しに行き、肉屋のおじさんに無理を言って数えてもらったのに、また戻ってお願いしなければいけないんだから。 でも先生がそう言うのをイヤだとも言えず(当時の子供はまだ素直だったのだ)、仕方がないので市場に戻ることにした。 ところが、私達の班の中には件(くだん)の私立に行った友達もいたのだが、担任教師は「○○さんは先生と帰り道が同じ方向やから一緒に帰りましょう」と言って、その子と仲良く帰ってしまったのである。 「えこひいきやわ!」と後から他の皆でブーブー言い合ったものだ。 特に、帰り道が一緒というなら私も同じ方向だし、私の家は駅に近いので、その子よりも先生と一緒に歩く時間は長いことになるのに、なぜ彼女だけを連れて先生は先に帰ってしまったのだろう? 教師やその友人に対する皆の不満や不信感はありありとわかっていただろうに、よく平気な顔をして教師と友人は帰っていけたものだと今も思う。 当時はまったく考えもつかなかったが、今思うと恐らく先生はその子の親に、私立受験の勉強のために便宜を図ってくれと頼まれていたのだろう。 塾か家庭教師の時間に間に合うように帰してくれとでも言われていたに違いない。 付け届けでももらっていたのかもしれない。 そんなことを考えていると、当時その先生に抱いた怒りがふつふつと湧いてきた。 担任教師はかなり年配の女性で、私の小学校1・2年生の時の担任でもあった。 他の先生が都合が悪くなったせいか、また6年生の担任になった。 明るくて気さくなので好きな先生だったのだけど、その一件以来不信感を持つようになったように思う。 今でもあの不公平さや理不尽さには許しがたい憤りを感じる。 教師と一緒に帰った友人は優等生で、いかにも教師に好かれそうな良い子ちゃんだった。 別に好きとか嫌いという気持ちはなかったが、感情をあらわにすることなど決してなく、おっとりしたお嬢様風で、何を考えているのか腹のわからないタイプだった。 きっと同年代の私達よりも大人びていて、賢い子供だったのだろう。 その子のお母さんは表面は上品に振舞っているが腹ではいろいろと計算しているようなしっかり者(子供心にもそれはわかった)で、2~3才上のお兄ちゃんはいつも母親や妹と一緒について歩いてるようなマザコンだった。 家が離れているせいもあるが、その後引越しでもしたのだろう、小学校卒業後にその子の姿を見たことはとんとない。 あの先生ももうお亡くなりになっていることだろう。 何せ30年以上も前のことだ。 あの友人はその後どんな人生を歩んだのだろう。 今頃はどこかの奥様におさまって、ゆったりと過ごしているに違いない。 それを羨む気持ちはさらさらないが、人生の岐路というものを感じる。 しかし、やはり教師と友人のあの行動は許せない。 私って執念深いのかしら?(^^; *************************************************** 中小企業のための営業支援ブログ◆販路開拓コツのコツ◆ 生活お役立ち情報専門コミュニティー☆ソウルナビ良品倶楽部 DVDレコーダーを100%使いこなそう! 見逃せない!TV番組Pick Up!!
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