カテゴリ:人生
昨日、相棒と映画「西の魔女が死んだ」を観てきた。 シャーリー・マクレーンの娘のサチ・パーカーがお祖母さん(西の魔女)役で出ている映画だ。 シャーリー・マクレーンと言えば有名な女優でありエンターテイナーで、大分前に深夜放送で彼女の舞台を見たが、当時でも60歳を越えていたと思うのに、その信じられない位パワフルなダンスと歌に驚いたことがある。 彼女はスピ系の人なら誰でも知っている「アウト・オン・ア・リム」や「カミーノ」の著者で、体外離脱や前世体験といった話には事欠かない。 「アウト・オン・ア・リム」はそれまで実利的な合理主義者だった著者が、これまで胡散臭いとしか思われていなかった精神世界に目覚めて、自分探しの旅を始めるという内容で、1983年にアメリカで出版されてから瞬く間に300万部以上を記録し、全世界に精神世界ブームを巻き起こした本だ。 彼女へのインタビューの中で、「過去世で日本の芸者をしていたことがある」という話を読んだことがある。 そんな理由からか彼女の日本びいきは有名で、娘に「サチコ」という名前をつけたとは聞いていたが、そのサチ・パーカーが日本に12歳まで住んでいたというのは初耳だった。 シャーリー・マクレーンが仕事で忙しいので寄宿舎にでも預けられていたのだろうか。 そのおかげで、映画の中のサチ・パーカーの日本語はとても滑らかで、適役だったと思う。 最初はシャーリー・マクレーンにオファーがあったそうだが、スケジュールが合わなくて断ったところ、これは私が絶対やりたい、とサチ・パーカーがオーディションを受けて合格したのだそうだ。 この映画、特別な盛り上がりがそうあるわけでもなく、不登校の孫が田舎に住むイギリス人の祖母の家にやってきて、1ヶ月余りの生活が淡々と綴られる。 どっちかというと「インディ・ジョーンズ」を観たがっていた相棒にとっては、いかにもスカッとしない退屈な映画だったようだ。そりゃそうだよね。(^^; でも、なんだかじんわりと、後から感動が湧いてくるような映画だったよ。 映画の中にたびたび出てくるハーブティーや温泉のように、あとからじんわり効いてくる。 「おばあちゃん、大好き!」という孫の言葉に、「I know.」といつも優しく答える祖母。 「I know.」という言葉の中に、普遍的なすべての愛が込められているようで、思い出すたびに涙ぐんでしまう。 原作は何度も手に取りながら結局読んでないので、今度読んでみよう。 私は町ッ子なので、ああいう田舎にずっと住むのは難しいだろうけど、いつか週末だけでもあんな自然の中でスローライフを送れるようになりたいなぁ。 ********************************************** スローライフスタイル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.20 14:59:30
コメント(0) | コメントを書く
[人生] カテゴリの最新記事
|
|