カテゴリ:日々の気づき
しばらく前に、学校でPhotoShopで画像を加工する授業があった。 画像の輪郭をいろいろな方法で切り取って他の画像に貼り付けたり、違和感がないように影をつけたり不要な部分を消したりと、合成写真作り放題。 葉っぱの虫食いを他の部分でコピーした色で消してみたり、余計なものが写りこんでいる写真からいらない部分を消したり。 そういう処理ができると知ってはいたけど、実際にやってみるとほんと「スゴイ!」の一言。 「顔写真のシワやシミだっていくらでも消せますね~!」と先生に言うと、「そうですよ。海外の有名人なんかはメディアに写真を出す時に、目の位置を変えてくれって言う人までいるらしいですよ。」 目の位置って! それって別人じゃん!! 女優の大写しのポスターなんて、みんなこういう処理がされているそうである。 だからあれだけ大写しでも毛穴も見えないのね。 ホクロだって消せるし顔色だって変えられる。化粧を補うことも出来るだろう。 写真って何?って言いたくなるほど、実物そのものよりずっとキレイに見せられる。 こうしてみると、写真というより既に画像加工作品みたいなものだ。 実際、写真スタジオでは写真家と画像加工スタッフとがペアで仕事をしている場合がほとんどらしい。 画像加工まで出来る写真家はそうたくさんいるわけじゃないからね。 就職に使う履歴書用写真を修正までしてくれるスタジオがあるけど、あの値段にはこういう画像加工料金が含まれているわけだ。 色彩が私達の気づいていないいろんな場面で戦略的に使われているように、写真もまた戦略的に加工されてあちこちで使われてるんだなと思う。 世の中の舞台裏をまた一つ覗いた気分。 仕掛ける側はみんな頑張ってるんだなぁと思うし、私達一般の人間は少しずつ騙され(?)ながら生きてるんだなぁとも思う。 良い・悪いは別にしてね。 近松門左衛門は、芸は虚実皮膜の間にある、と言ったらしいけど、私達の生活もまた虚と実の間にあるようだ。 ********************************************** XOOPSマーケティングランド~XOOPSで簡単に作れる高機能ホームページ!~ 【スローライフスタイル禁煙倶楽部】電子タバコ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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