宇宙からの呼びかけ
Yosujyayaさん の日記に、「太陽系に10番目の惑星が発見された」というニュースが書かれていた。冥王星の外に発見された天体で、イヌイット神話の海の女神「セドナ」と暫定的に命名されたという。西洋占星術では天体が発見された時点から、その星の影響が人間に及ぶとされている。(私はあんまり詳しい知識はないのだけど。)また、星の名前はとても偶然とは言えない位、その星の性質を現しているので、「セドナ」の意味を調べてみた。●イヌイット族(エスキモー)の神話にある、あらゆる神性を持った地母神。指の無い海の女神。昔、巨人の夫婦がいて、その間にセドナという娘が生まれた。セドナは機会があれば肉を鷲掴みにして貪り食っていた。ある夜、両親が眠っていると、セドナは両親の足を食べ始めた。両親は驚いて起き上がり、もはや娘を家においておけないと思って、小舟で海の沖合いに連れて行き、セドナを海に放り出した。放り出されたセドナは、舟の端に掴まった。父親はセドナの指を切り落として、セドナを振り落とした。切り落とされた指は鯨、アザラシ、魚となり、セドナは海底に沈んで海の支配者になった。 (http://www.pandaemonium.net/frame3.html)また、「奔放な娘が男と恋に落ち、それによって災いが起こったため、父親が娘を水底へと付き落とす」という解説もあり、「彼女は海底にある死者の国の王であり また 人間の始祖神」でもあるそうだ。「また陸にあったとき産んだセドナの子たちは,その後海を渡って最初のイヌイット(始祖)になったと言われています 」(http://www.s1.inets.jp/~potato/site/gallery/fh/fh025.htm)イヌイットとは「人」という意味だから、その始祖ということで「人間の始祖神」とされるのだろう。ところで、最近歌が流行っている「Jupiter」(ジュピター)とはローマ神話の全知全能の神々の王を指し、惑星でいうと木星のことだが、これは幸運をあらわす星である。冥王星の英語名はプルートーで、死後の世界、地獄の王を指す。核の原料であるプルトニウムの語源であることは有名だ。西洋占星術では冥王星は死と再生を司り、極限状態の時に思わぬ力を発揮すると言われる。その冥王星のまだ向こうに現れたセドナ。彼女は私達の中に眠る何を現すと言うのだろう?私達は、これからいよいよ人間としての本質に向き合うことになるのだろうか・・・・。天体といえば、先日新聞に、地球の磁気がどんどん弱まっているという記事が載っていた。南極と北極が入れ替わるのだろうか、などというコメントもあった。精神世界では「ポールシフト(地軸逆転)が起こる」と言われて久しいが。。。なんにせよ、今の社会の仕組みがあらゆる意味で行き詰っていることは間違いない。そのうち、何か劇的な変化によって、私達は突然ハッと目を覚まさせられるのかもしれない。