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カテゴリ:身辺雑記
破産の八王子自動車教習所 『生徒卒業まで続けて』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20081101/CK2008110102000078.html 「八王子自動車教習所」が三十一日、唐突に明らかにした「倒産」。約二十万円の教習費用をすでに払い終えてしまっている受講生も多く、別の自動車教習所に移籍しての教習継続がスムーズに進むのかも含めて、事態の収拾には時間がかかりそうだ。 いやあ、さすがにこれには私も驚いた。 突き詰めれば、自動車教習所も私塾だから、倒産するということはあり得る訳だが、公安委員会が公認を出している教習所が倒産するとは。 NOVAとかゲートウェイ21なんかと違って、これは誰にも予想できないよ。 それにしてもこれ、計画倒産の匂いがプンプンするんですよね。 普通考えたら、公認の自動車教習所という公共性が強い施設なんだから、経営が立ち行かなくなった時点で教習生の保護を考えるのが当たり前でしょう。 それをいきなり「今日でもうダメ。ごめんね」なんですから。 絶対これ、陰で糸を引いている奴らがいるぜ。 こんな大それた事、教習所の経営陣だけでは出来ないもの。 『ナニワ金融道』流に言うと「陰で、絵、書いとる奴がおるで」ですね。 教習生も教習所職員も皆、怒るのは至極当然。何か裏があることは、バレバレですもん。 そして今日。夕方のフジテレビのニュースで、債権者集会が行われていた模様が放送されていました。 債権者の数、なんと1.700人。 説明する社長に向かって、いかにも・・・な女が「土下座しろ!」。 もちろん社長はその場で土下座したのであった。 しかしね。 土下座させたからって、事態が好転するわけではないでしょ。 「どうにも出来ないムカツキ」を解消したいがための、幼稚な行動でしょ。 これはみっともなかったなあ。 私はこれを見て、映画『マルサの女』で、所得隠しを指摘されたパチンコ店経営者が、我を失って泣きじゃくった後、後にマルサに抜擢される主人公が帰るのを見届けた途端に正気に返るというシーンがあったのを思い出した。 「芝居ですか」と呆れる店の税理士に、「芝居じゃない。本当に泣いたんだ。一泣きで百万でも二百万でも助かるのなら、いくらでも泣いてやる」と、うそぶく経営者。 一時の感情にまかせて怒鳴り散らしても、相手は上を行っているのです。 泣けば済むならいくらでも泣くし、土下座で済むならいくらでも土下座するのですよ。 企業の倒産や整理においての修羅場って、昔からあったけど、 「公共性を考えると、絶対にやってはいけないこと」までは踏み込んでなかったように思う。 改めて「人の道なんかクソ食らえ。金を握った者の勝ち」がまかり通る時代なんですね・・・。 既に釈放されているホリエモンは、この騒動についてどう考えているのかを知りたい私です。 (追記) とは言え、これはなんとかしないとなあ。 学費の返還や免除は無理としても、せめてこれまで受けた教習(要はハンコ)の有効期間を特例として延長するくらいのことはしてあげて欲しいんだけど・・・。 「前例がないし、時間をおくと技能が低下するからダメ」ってことになるのだろうが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.03 20:17:28
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