White*Love 雪の降る夜にあの・・・海へ、セツヤと行った日・・・セツヤがマイの事について話をした日から、 私はセツヤの存在を忘れようとした。 今まで毎日かかさずにしていたセツヤとの会話やメールも一切とだえた。 メールは私が送るわけでもなく、セツヤも送ってこない。 今は相手の存在を忘れようとする事で、この胸の痛みや弱さをも消そうとしている。 「これで・・・いいんだよね?」 私はそう思うことにした。 胸の傷はふさがっていくのだろうか・・・。 セツヤと別れたわけではない。 ただ自然消滅へと進んでいく関係。 それが逆に私は辛かった。 もう一度・・・あの楽しかった日々に戻れるかもしれない・・・と思う期待。 もう・・・終わりで・・・いつ別れを告げられるか・・・という不安。 その両方を私は抱えていた。 <<こんな辛い想いがあっても 「好き」な想いの方が大きいのが 不思議なくらいだった・・・。>> 小説ホームへ |