プリズムメガネ

【プリズムメガネ】

2004年4月8日、左右の視力は、0.5と0.6。2ヶ月前より0.1ポイントアップ。
そして前回の予告通り、メガネのレンズに“プリズム”を貼って治療をすることとなった。

《フレネル膜プリズム》
(以下、眼科医のカンタンな説明)
プリズムは光を屈折させることが出来る。
つまりコレを眼鏡に貼ることにより、モノが屈折して見える。
屈折したモノを見ようと眼がその位置に動く。
屈折率をうまく斜視の度合いに合わせると、正しい位置に眼球が来る。
そのまま続けることにより、斜視が治るはず、、、、と。


右に【8】、左に【10】の度数のプリズムを貼った。
(これはメガネ同様健康保険が効かず、実費9,000円)

メガネに多数の縦線が入ったように見え、少し見た目が悪くなった。
(だから幼稚園入園前にプリズムにする・・・って言っていたのか)

また、メガネをかけ始めた時と同様、階段など足元に気をつけるよう言われた。
見え方が急に変わるからであろう、優里香はさっそく階段を降りることが出来なくなっていた。
2~3日もすれば慣れるらしいが、その間は出来るだけ自宅内で遊ばせるよう指示された。

ちなみに04年4月現在優里香の斜視の度数は【18プリズム】(正常値は【0】)
3年前の治療開始当初は【40以上】だったとか。
今回左右合計で【18プリズム】の矯正をし、2~3年で【10以下】にならないと“再手術”となる。

“手術”は避けたい。
プリズムの効果に期待するばかり。。。。


1ヶ月後の5月10日、経過を見るため来院。

このプリズムメガネではモノがずれて見えるようになるため、
はじめの頃は階段はもちろん、たった10センチの段差が降りられなくなっていた。

でもあれから1ヶ月、今では以前と同じように動く事ができるようになった。
診察した眼科医も
「プリズムで目の位置も良くなっている。このまま続けて下さい。」

・・・という事で、あと2ヶ月間プリズムを貼ったままという事になった。
まあ、これで治れば手術は不要になるし・・・

でもただでさえ目立つメガネ姿の3歳児。
さらにプリズムがあることにより、他人の不思議そうな顔。
見知らぬ人にも尋ねられること数多し。

これで治ると信じつつも、治療に若干嫌気が差してきた母親だった・・・


『メガネレンズ交換』につづく


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