共通テスト2025　情報の問題をスクラッチで解いてみました。

2025.01.21

共通テスト2025　情報の問題をスクラッチで解いてみました。


	1/18，19と遅めの日程となった今年の共通テスト。初めての「情報Ｉ」の問題文と解答が公表されたので解いてみました。最初の問題こそ「デジタル署名」など知らないと分からないようなものが出題されていましたが他は，算数に近い，落ち着きと集中が大切，というような問題が多かったです。スーパーの会員番号と，ネットスーパーの紐付けで必要な情報を考える問題などはその場で考えれば解ける問題でもありますが普段から色々な経験をしておくと頭が働きそうでもありました。第２問　Ｂ　 6000円の支払いに　1万円でおつりをもらう人千円札６枚で払う人　を考えておつり用の千円札が足りなくなる「最小値」を求める問題がありました。ネコにおしゃべりさせたり楽しくプログラミング。平均で10人のうち7人が1万円札で払うとして計算してみました。合計が10人くらいだと計算結果のばらつきが大きくて結局おつりとして最大枚数40枚を持っていないと安心できないようです。実際は五千円札と千円札で支払う人が多いかな？ 6000円を千円札６枚で払う人って少ないですよね。五千円を入れて払う人4割 1万円で払う人４割，2割が千円札６枚として，10人の支払いで千円札の枚数がどう変化するかをグラフにしてみました。平均としては最終的に(1×４)＋(６×２)－（4×４）＝0なのでぴったり終わるはずです。手元の千円札の数の変化は，（10人でリセットして5回分表示）ピッタリ終わったのは1回だけ。最大で10枚足りない瞬間がありました。なかなかリアルで面白いです。 20回分の計算値。今度は最小値，最終値のみの結果をまとめました。 2回に1回くらいは＋で終わるので途中で足りなくなっても「お釣りができるまでお待ちください」で対応できる，という理論に沿った結果となりました。が，初回はなんと30枚も千円札が足らずに終わりました。 6千円10人分集めるのに，3万円分も千円札に崩しておくほど準備の良いひとはなかなかいないですね。やはり「おつりのないようにご準備ください」って書いておくのは大事ですね。参考プログラム第３問は文化祭の出し物製作の割り振りをする問題。これも最小値を出すもので，考え方は同じですがプログラミング言語として答える問題になっていました。変数が似たような言葉で出来ていて，混乱してしまいました。 < 問題文はとてもシンプルだったのに，スクラッチで作ると複雑になってしまいました。空き日「akibi」が小さい人から次の工作を作る，というプログラムです。人数が変わると得な人，損な人が分かれてこれもなかなか面白かったです。最後の教科，2日目の17時～という日程なので集中が途切れないような体力，精神力が大切かな？と思いました。最後まで解ききった受験生，素晴らしいです