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ゆりんいたりあ日記

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ゆりんいたりあ

ゆりんいたりあ

2013.06.23
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カテゴリ:アート!
torso belvedere.jpg

これはヴァチカン美術館内、ピオ クレメンテーノ美術館
のミューズ(芸術の女神)の部屋におかれている彫刻。

ミケランジェロ ブオナロテイがとても愛し、この彫刻を
見に通い詰めたという話がある。
確かに、このトルソ(イタリア語で上半身の胴体)を見て
彼が描いたシステイーナ礼拝堂のフレスコ画を見ると
ははん、ここから来ているなという感じがする。

おそらく、もともとはブロンズ製のギリシャ彫刻であったものを
ローマ帝政期初期に大理石で模倣したものであろうと言われる。

長い間作者のサインがあることから、(アテネのアポロニウス、
ネストルの息子)オリジナルとされていたが、最近はレプリカ
という説が強い。

この彫刻、見つかったルネッサンス時代にこういった形
であったため、何であったかということが現在も不明。

たぶんヘラクレスではないかと言われていた。
彼の脚に動物の皮のようなものが見えるのだ。
最近では、この動物はライオンでなく、(ライオンならヘラクレス
になるらしい)ピューマであるらしいとして、トロイア戦争にまつわる
アキレスに次ぐ英雄アイアスではないだろうかと言われている。

この彫刻は他の作品とともにユリウス2世がベルヴェデーレ宮の
中庭に置いたものだが、伝説によればミケランジェロに修復を頼んだ
という。(足りない手足を作ってくれということだった)
が、ミケランジェロはこの作品があまりにも素晴らしいためにそれは
無理だと断ったという伝説がある。





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Last updated  2013.06.23 21:44:51
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