ぷちおたくなあひる

今日は成田美名子さん。
この人の事を語るのは、この人のファンの方には申し訳ないのです。私は「サイファ」からこの人の作品を読み始めまして、それ以前の作品は読んだことないのです。
なのでその頃からの私のこの人の感想を言わせて下さい。
この人の作品はもうなんと言っても絵が綺麗。カラーの絵の繊細さといったらもう、芸術の域です。ちょっと大げさかもしれないけど、とにかく綺麗なんです。
私がマンガを選ぶ基準はまず”絵”。その次ぎ”話”なんです。恥ずかしながら。
話戻します。そして、話も勿論好きです！
重いテーマの話が多いのですが、読みやすく、でも軽くなく、コメディというわけでもないのですが、生活感のある、現実感のある、実際にこんな人達がいて、その人達の話を描いてるような感じ。
で、感情移入しやすい話が多いです。
今連載されている「花よりも花の如く」は能の世界の話なので、毎月定期的に連載するというのは大変苦労も多いようで、

無理みたいですが、私達には馴染みのない世界を分かり易く初心者用ガイドみたいっていうか、作者も私達よりは勉強されたり、実際に観に行かれたりして随分詳しくなられているようですが、まだ初心者の段階らしいので、作者と一緒に勉強できる話です。
最近は野村萬斎さんなどテレビに出ている能役者さんもいるので「能」自体はあまり知らないけど、「能」の存在を知ることができました。
しかし能、狂言、歌舞伎など、どう違うのかよく分かんないですよね。（いや、皆さんがどうかは知りませんが、少なくとも私は）なので日本人として日本の芸術を少しでも知る機会ができたと思って楽しく読んでいこうと思っています。