新着記事一覧 | 希望の光

退院まで

十日位たって、退院がきまりました。でも初めての子だったので先生が一週間雄介と入院してみてはと言ってくれたので私も雄介が退院するまで一緒にいれることになりました。私の一ヶ月遅れの子育てが始まります。うれしい。

Jun 30, 2003

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がんばれ！雄介

容態も落ち着いたという事で倉敷中央病院に帰ることになりましのた。帰りの救急車の中で少しの振動で雄介がゆれているのをみると痛々しく本人も痛いのか時折弱弱しい声で泣いているのを横で脇先生が気にかけてくれていました。私は後から後から涙が溢れてきました。

Jun 29, 2003

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面会時間

長くはいられないのでいったんでました。今日は岡大の前にあるホテルに泊まることになってるので一旦ひきあげる事にしました。何かあればすぐにホテルに知らせてくれるようになってました。昨日の夜はあんまり寝ていなかったから横になって休みました。すぐでれるように服はそのままにしておきました。

Jun 28, 2003

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NICU（新生児集中治療室）

NICUに、入った瞬間言葉がでませんでした。これで本当に手術が成功したん？なんでこんなにいっぱい管つけられてるん？初めて見る光景に頭を殴られたような気になりました。かわいそうになんでこんな小さな体でこんな。こんな事を背負わせてしまったんだろうか。痛かったやろう。ごめんね。ごめんね。雄君

Jun 27, 2003

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バイパス手術

わずか何ミリという人工血管をいれる手術だそうです。手術自体は比較的簡単だというので少し安心して待っていられました。術後の合併症等が心配でした。待合室で待つ時間がすごく長く感じられました。足音が聞こえる度に見に行きました。何時間たったのでしょう無事に終わった事を告げられほっとした瞬間に又涙がでてきました。雄介よくがんばったね。

Jun 26, 2003

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救急車

手術の日私は生まれて初めて救急車に乗った。雄介を岡大に連れて行く為に保育器に入ったまま脇先生が付いてずっと見てくれた。救急車に乗って初めてきづいた事がある。さっと避けてくれる車がなんと少ないんだろうかと。自分もそうだったんだろうけど。あの日以来私は救急車の音をきくと多分どの車より早くよけていると思う。それはきっと一分でも一秒でも早く着いてほしいという願いとともに命にかかわる大事な一秒だと雄介に教えてもらったから。

Jun 25, 2003

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一本の電話

一ヶ月位たったある日一本の電話が入った。それは、脇先生からでした。岡大の佐野教授が雄介の手術をしてくれるという話でした。早急に返事がほしいとの事で私達はお願いしました。なぜなら佐野教授と言えば日本では有数の心臓外科の権威だと聞いていたからです。しかも運よく海外から帰ってきたばかりだったから・・・。

Jun 24, 2003

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黙々

私達は一旦家に帰る事に。帰る途中二人で色々話した。とりあえず雄介にとって一番よい方向にとあれこれ考えた。もちろん考えても私達にはどうすることもできないのがくやしい

Jun 23, 2003

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脇先生の話

落ち着いて先生の話が始まった。わかりやすく話してくれたのでだいたい理解できた。だから反対によく生きていられると不思議に思うほど重症だった。先生の話の間中ずっと涙した。先生が、本人はがんばってますよ。といってくれて、私達親もがんばらないとしっかりとしようと、思いつつも涙涙涙

Jun 22, 2003

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母親失格

やっと会える日が来た。倉敷中央病院に行く間私の頭の中はぐるぐるといろんな事をはりめぐらせた。早く会いたいとゆう気持ちとどうなってるんだろうと躊躇させる自分とがあって。着いて案内され私は、想像もしなかった雄介に会った。思わず涙がボロボロこぼれ落ちてきて。小さな体に何本も管を入れそれでも手も足も元気に動かしがんばって戦っている我が子を見て自分はなんと情けない母親なんだと反省し雄介に何度も何度も謝り続けた。ごめんね。そばについてあげれなくて。

Jun 21, 2003

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神の子

何日たったんだろうか？従妹がきてくれた。従妹の話の中で四日しかもたないってゆってたけどもう何日経つ？がんばって生きようとしてるんだから。神様がなんかあって生かしてくれてるんかもしれない。なのにあなたがそんなんではがんばれないでしょう。あの子は神の子かもしれない。とゆう言葉で私はがんばろうと雄介のために立ち直ることができた。のかな。ちょっとおおげさだけどしっかりしよう。と思ったのはたしか。

Jun 20, 2003

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母に感謝

健康だけがとりえだった私には健常児の言葉さえ聞くこともなく親にも感謝することもなくこの歳まできて健康で生むことがこんなにもむつかしいことなんだと改めてしっていまさらながら親に健康で生み育ててくれたことに感謝しています。雄介を見て健康な事がどれほど幸せな事かよくしらされました。ありがとう。お母さん。私を健康にうみ育ててくれて。雄介私はあなたを健康で生んであげれなくてごめんね。

Jun 19, 2003

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健常児があたりまえ

お乳が張ってきて痛い。夢ならと思っても体が夢でない事をチクチクと思い知らされてるようにいたんでくる。なんで健康に産んであげれなかったんだろうか。あの時は随分悩んだ今でもたまに思う時があるけど。健康で産まれてくるのがあたりまえだとあの時は思っていた。だから余計に辛かったのかも。

Jun 18, 2003

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小さな命

何で？何で？頭の中はなんでしか浮んでこなかった。本当にその言葉しかなかった。すぐに大きな病院に移される事になった。次の病院でも無理だった。その次の病院。倉敷中央病院は実家から一時間程かかるとこだった。すぐには行く事ができなかったし、会うのがこわかった。でも雄介は一人で生きようとがんばっていた。なのに私は只泣いているだけだった。ごめんね。

Jun 17, 2003

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心臓病

先生が言うには、雄介はかなり重症な心臓病だと。発育はもちろん運動もできないし、延命の為に何度も手術が必要だと生きてる事さえ不思議なように言ってた。私は誰とも会いたくなかったし話たくなかった。悲しすぎて・・・。涙が後から後から渇くことなく溢れてとまらなかった。

Jun 16, 2003

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天国と地獄

雄介が無事生まれた事を確認して主人は大阪に帰った。次の日先生から主人をすぐに呼び戻すように言われ無理やり聞きだした。今まで見た中で雄介で二人目だったらしい。もう一人の子は残念ながら・・・の言葉に目の前が真っ暗になり後の声は何も聞き取れなかった。私はベットの中でひとり泣きつつ”けた。

Jun 15, 2003

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月命日

雄介がいなくなって５ヶ月になります。早いのか遅いのか、私には、わからないけど、悲しみも辛さもかわることなく過ぎてきました。只あなたがいない現実を思い知らされることにひとつひとつ私の心の中で乗り越えていけるように皆に支えてもらいながらここまでこれた事を深く感謝し、この場を借りてお礼を言わせていただきます。ありがとう。

Jun 14, 2003

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雄介誕生

朝六時過ぎに無事生まれた。元気な男の子です。と、横に寝かせてくれた小さな手は、私の指をしっかり握ってくれました。とても柔らかく気持ちがよかった。本当に幸せでうれしかった。多分今までで一番いえこれから先にもきっとこんな気持ちは、味わえることはないでしょう。雄君ありがとう。あなたを授けてもらい出会えた事は、母さんのこれから先心のささえとして　いつまでも大事にしていきたい。

Jun 13, 2003

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お通夜

今日お通夜にいきました。雄介のお葬式を思い出し涙がとまらなくなりました。雄介が生きている時は何もしてあげれなかったから、せめて新たな出発の日だけは、しっかりみてあげようとがんばったけどほんとは。離したくなかった。ずっとずっと一緒にいたかった。

Jun 12, 2003

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芽生え

雄介がお腹に芽生えた時父さんも母さんも凄くうれしかった。予定日が9月15日で祭りの日だったから感激してた。でも実際は9月10日だったけど…。首にヘソの尾がまいてたから、なかなかおりてこなかったの憶えてる。やっぱり痛かったかなぁ雄くんも。

Jun 11, 2003

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10日の日記

やっとつながりましたが悪戦苦闘していますおかげで二時半になってしまいました。寝なくっちゃ

Jun 10, 2003

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9日の日記

あの日車の中でお腹痛い死にそうと真っ青な顔で私にゆった言葉が最後だった。あれから何ヵ月も耳と目に残り辛かった。今はお母さんお仕事がんばってねって少してれながらゆうあなたの顔を思いだします。

Jun 9, 2003

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7日の日記

ひといきついて、ふっと子供部屋に目をやるとそこには妙に存在感を示すランドセルがとびこんでくる。私はぐっと目をふせてしまう。雄介ランドセル寂しそう。

Jun 7, 2003

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6日の日記

翔太走るの早くなったよ。家までよく走って帰ってたよね。敬介に負けるのがいやで途中でいつも走の止めてたっけ。

Jun 6, 2003

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5日の日記

キラキラとどこまでも輝く夏の海が大好きです。潮の香とともに生まれ育った島を18の時あとに、たくさんの夢と希望をもってここにきた。日々の生活におわれ夢もいつのまにか遠退き忘れていった。でも今新たな夢を抱き一歩踏み出す事ができた。今度はきっと実現できると信じて。雄介のために。お母さんをみててね。

Jun 5, 2003

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4日の日記

顔を覗き込み目をくるくるさせながらじっと見て、「お母たん。うー君あとこにおるから」と頭をなでる手は私を包みこんでしまうほど大きな手に感じてしまう私の希望の光り。翔ちゃんありがとう。

Jun 4, 2003

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3日の日記

雄君。母さん本当は雄介の事すごく自慢だった。三歳の時からひらがなかたかな読めるようになり皆驚いてたよ。本もすらすら読んでたから一年生の子達より早かったね。でも意味わかって読んでた事なは母さんも本当に感心しました。かしこかったよね。親に似ず。

Jun 3, 2003

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2日の日記

いってきます。といった後もなぜか気になり又窓から覗いて雄君の姿がなくなるまで、見送ってたのは、まだ去年の事なのに…。にぎやかだった通学路が今は寂しい。続

Jun 2, 2003

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1日の日記

翔太が生まれた時実は一番喜んでたのは雄介あなただったのかもしれないと今になって母さんは思います。翔太かわいいって聞くと。うんかわいい。お母さん女の子だったらもっとうれしかったのになぁってゆってたっけ。翔太を抱っこしてるのをじっと見てるから雄君も小さい頃はこんなにかわいくて父さんも母さんもこうしてずっと抱っこしてたよって話をほんとにうれしそうに聞いてたよね。雄君は母さんが抱っこするより父さんのほうが喜んでたなぁって話を何度も私に聞き返しゆうてたからよっぽどうれしかったのかな。翔太をとおして自分を見てたのかなぁ翔太が大きくなって私に叱られて泣いてる時雄君は優しく頭をなでてなぐさめてたから翔太は母さんに叱られると雄君のとこに逃げていってたなぁ。翔太は雄介が大好きだって今でもゆうてるよ。今は母さんが翔太を通して貴方をみてるから…。終

Jun 1, 2003

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31日の日記

いつもと同じ道を歩いていつもと同じ風景のはずが私にはこんなに変わって感じてしまう。毎日朝がくれば日が昇り日が沈むと夜になる繰り返し。何もかわらず過ぎていくはずだったのに家だけがこんなに変わってしまった。でも他の人には普通に過ごしているようにきっとかわりがないようにみえるかな。どんなに辛い事があろうとどんなに悲しい事があろうと同じ事が繰り返し過ぎてゆくから…。がんばってゆけるのかな。

May 31, 2003

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30日の日記

私達がここに引っ越ししてきたのは長男が三歳半次男が一歳九か月の時でした。次男は本当に活発な子で兄にいっつもくっついて遊んでいました。そんな弟をよくみてくれてたと今になって感心しますいつだったか、弟が家に先に一人で帰って来た時兄はそのあいだ必死で敬介を探していたらしい。血相を変えて帰ってきて敬介を見つけすごい剣幕で怒っていたのをよく覚えています。後で近所の人が雄君すごい心配して捜し回ってたよって教えてくれた時私はあなたの事か゛すごく誇らしかった。ありがとう。終

May 30, 2003

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雄君は敬ちゃんや翔ちゃんのお兄ちゃんとい……

雄君は敬ちゃんや翔ちゃんのお兄ちゃんという自覚がすごくあった。私の膝にこしかけることなんて本当に少なかった。いつも譲ってあげたね。しぶしぶでなくもうそれが当たり前のように。自分からそうしてた。立派なお兄ちゃん。

May 29, 2003

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28日の日記

17の時によく喧嘩してた姉が就職し、家をでた時私はせいせいするはずだったのになぜだかその夜ずっと泣いていました。ずっと一緒にいるとあたりまえになっていなくなって初めてその存在の大きさに気ずいていいようのない後悔が深く胸につきささって残ってしまった。ことがあった。今、敬介はどう感じているのか考えるとお母さんはつらいです。あんなに喧嘩してたけどいつも一緒にいていっつも二人で遊びにでかけてたのにね。終

May 28, 2003

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