カテゴリ:株式投資講座
さて、今回はしばらくお休みしていた初心者向け講座です。
以前、株の始め方を書いた本で、これ以上簡単な本はないっていうくらい 簡単な2冊をご紹介しました。 その後、お勧めの本、買って読んだよ、という声を結構いただいたのですが、 今回は、株式投資のおもしろさとか仕組みがわかる小説をご紹介したい と思います。 ノウハウ本は手っ取り早くていいんだけど、どうしても続けて読むのは苦手、 っていう人もいますよね。 私もそのひとりです(^^;) 私、英語の勉強をしているときに、それをすっごく実感したことがあるんですよ。 文法の本や、これだけやれば大丈夫、みたいな本は山ほどあるんだけど、 分厚いヤツって、最初の1,2章くらいで十中八九、フェードアウトしちゃいますよね。 かつて、私がそんなフェードアウトを何度も繰り返していたとき、ふと マイケル・クライトンの『ロストワールド』(『ジュラシックパーク』の原作本)を 本屋で見つけて、すごくそそられて衝動買いしたんです。 アメリカのハードカバーって、むちゃくちゃ分厚くて、中身はもとより、外見も かなり威圧的なんですよね(笑) しかも、どうでもいいことなんだけど、紙の端っこがそろっていなくてギザギザ。 いかにもおおざっぱなアメリカ人が作りましたっ、て感じ(笑) そのときは、この作品の翻訳本もなかったし、まだ映画化も決まっていなかった頃で、 連日アメリカのベストセラーチャートの1位を占めてバカ売れしているこの本を 読むには原作を読む以外にない... 結果は、その頃の私の英語力は、すっごく低かったにもかかわらず、おもしろくって、 一度読み始めたら他には何も手につかず、辞書を引き引き一日中読みふけり、 気づいたときには一週間で読破していました(笑) そのおかげで、英語力が格段にあがったのは言うまでもありません。 ただ、ボキャブラリーは、やたらとジャングルの草木に関する単語とか、 恐竜の生態についての単語に偏ってしまいましたが...(笑) かなり、脱線しちゃったけど、要するに、小説などストーリーを楽しみながら本を 読むと、難しい内容でも、するすると頭に入ってくるし、記憶にも残るってこと。 もし、読書が好きな方は、これからおすすめするような、株がテーマの小説を 読むと楽しく勉強できると思いますよ。 では、今回の特集 『株がテーマの小説 ベスト3』 『波の上の魔術師』 こちらは株をやっている人なら、既に読んだよ、という人も多いんじゃないでしょうか。 ドラマにもなりましたからね。 『ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい~』というタイトルで、長瀬智也、 植木等、原田泰造、長谷川京子等のキャストで、もう3年くらい前でしょうか? 当時、ちょうど株価がどん底で、私の抱える損失も大きく、暗~い気持ち だったんだけど、このドラマで勇気付けられたのを思い出します(笑) このドラマを見て、株を始めたい、と思った人も多いでしょうね。 『ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい~』のDVDボックスはこちら 『青年社長』 はい。私が好きなワタミの渡邉社長の起業過程を、これまた私が大好きな 高杉良さんが小説にされたものです。 2月1日の日記で、ちらりと触れた、『善なることで、損なること』のくだりもこの本 に載っています。 メインは株の話ではないですが、個人投資家と株、というよりも、経営者と株、 の視点で株を見る勉強にもなります。 『トップ・レフト 都銀vs.米国投資銀行』 少し前にベストセラーになっていた『アジアの隼』の作者です。 トップレフトとは、複数の銀行で組む融資団の代表幹事のことを指すそうですが、 この本では、投資銀行の仕組みや社債などの債券の仕組みがわかります。 たまにはこういうスケールの大きな本を読んで、日々の株価に一喜一憂する のではなく、大きな視点で国際経済やお金の流れ、裏側の仕組みを見る というのも大事ですよね。 とかいって、日々の株価の動きとバイオリズムが完全にシンクロしているのは、 何を隠そう、この私です...(笑) 今回紹介した、高杉良さんのほか、幸田真音さんの作品も株や債券について 書いたものが多いので、時間があったら、ぜひ読んでみてくださいね。 それと、英語の勉強をしたい人は、ぜひ、好きな作家の原作をね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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