豊かさと幸福な関係

尊敬するデェ―ルカーネギーは、ライフワークであった、講座の開設にあたり、悪戦苦闘の結果、やっとＹＭＣＡの夜間講座の開設に成功した。
その時のギャラは1日2ドルであった。

「自分がやりたかったから、ギャラは問題ではなかった。」とその著書で書いてあった。
「話し方講座」は反響を呼び、その延長線上に現代の古典となった、「人間関係」の名作が生まれたのである。

私も彼の考え方に熱い支持を表明する。
幸福に生きるためには、職場や隣人や夫婦の関係で悩みは尽きない。モリエールの戯作に「人間嫌い」がある。私も学生時代愛読したこともある。

「人間好き」が幸せに違いないが、やっと私も人間を好きになり始めている。
この講座の中で、受講生とともに、人生、特に人間関係の向上について、共に語り合い、良き道を探していきたいと思う。この講座開設に尽力していただいた、カルチャーセンターの館長に感謝し、小さな一歩に喜びを込めていきたい。

成功の秘訣は「先ず与える（受ける手が清ければ）しかる後に大きく受け取ることになるだろう」