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カテゴリ:発明・起業
知人が開発した屋外用リフトが、最近、国土交通省の構造認定許可を取得した。開発から2年余り経過している。
これから販路開拓に入る。 以前発明家が集まる会合のオブザーバーとして参加したことがある。 その会合の主催者は、折りたたみ傘の開発者で、その特許収入で発明ビルを建てられた。 そのグループの会員には、飲食業の奥さんもおられ、食堂にでてくるゴキブリに悩んで、ゴキブリを捕まえる箱を作り、この会合で披露したわけである。 参加者の意見は「そんな商品売れるかな?」であったと聞いた。これが皆さんもご存知の「ゴキブリほいほい」の開発段階の話である。 その会合に数度参加してみた。ある時のテーマは、イタリア系の主婦が開発した。新聞紙にヒントを得たものである。 「新聞紙を油で汚れたプールに入れると、油だけを吸着する。」この性質を発見し、早速実験し、商業ベースに乗るまで、改造に務めた。 ある時オイルタンカーが座礁し、その製品が使われ始めたのである。主婦であったMさんは、アメリカで上場を果たしたのである。 その会議では、もう一つユニークな商品が紹介されていた。 丸い5センチ程のボールである。 日本で開発したが、関心を示す企業もなく、その頃アメリカで大地震が起きた。その時から、この丸い金属ボールは脚光を浴び始め、ガス管制御の自動的に地震時にガスの供給を止める機具として採用され始めたのである。 ちなみに、私も数件開発を試みたこともある。「無痛注射針」「スイング式雨水浄水装置」等等。発明する過程は時間を忘れるものである。 家庭生活に迷惑にならない程度にやってみるのならお勧めします。 発明家たちは概して、ものづくりには執念を燃やすが、その情熱はそこまでで、売り歩くのは淡白である。 発明家と営業マンが合成されれば、大体起業は成功することが多くなる。というのが私の考え方です。 もしこのような会議に興味ある方は、各県に発明協会主催の会合があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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