2005/11/12(土)17:52
無明は真理を知らない・・・
「無明の世界から離れる」 ライフスタイル
苦しみは無明と煩悩からきている。・・・
仏教ではそのように教えているようである。
過度な欲望が苦しみの元であることは、日常生活で経験できるからよく理解できる。
しかしながら、「分からない」ことが、何故苦しみに繋がるのであろうか?
私には長らく疑問であった。
「バカになる幸せ」「知らぬが花」とも違う「無明の世界」、私には仏教的な深い定義はわからないが、
無明の根本的な苦しみの原因は「真理を知らない」ことをさすのであろう。
真理を知らなければ、何故不幸なのか?私なりの解釈を述べさせていただきます。
聖徳太子は熱心な仏教徒であったそうで、「世間皆虚仮、仏陀のみ真実」と語ったそうである。
仏陀の悟った真理とは概ね、「因縁の法則」と「世界は常に変化しつづける」なのだろう。
端的に言えば、不幸や幸福には原因があり、その主な原因の大半は、「貴方の心が作り出している」と考えているようである。
心が常に作り出す概念は、残念ながら、煩悩や迷妄のフィルターを通過するから、汚れがちに作り出される。
だから、中々幸せにはなりにくいのであろう。
この簡単な事実を知れば、私たちは、原因の第一歩が分かったのであるから、それを改善するのは容易ではないかとも思える。
自分の心の掃除を毎日毎時毎秒行えば、「幸福になれる」のである。
私たちが、コントロールされていない感情の赴くまま進んでも、その結果は思わしいものになりにくいだろう。
これらの真理が理解したなら、「無明の苦の世界から離れる知恵」が見えてくるだろうから、
最大の不幸、無明から徐々に離れることができる。・・・
真に仏陀とは、人類のみならず、いきとしいけるものを救済する知恵を広められたのが、わかる。
「真理の教え」という恩を受けた一人として、感謝を捧げたい。
私にはその深い意味の、全貌はまだ分かっていません。