2005/02/25(金)21:23
バシバシ抜歯!
昨年末くらいから、右奥歯の調子が悪かったんです。
中学生の頃に治療した歯です。
歯茎が腫れたり、歯がグラグラしだしたり。
「そろそろ寿命かな」と覚悟して、プラハ6区の歯医者さんへTELしてみました。
「歯の調子が悪いんで、アポお願いします」
「OK! でも、1ヵ月後ですネ」
で、ようやく、アポの日がやってきました。
歯医者さんの前に立つと、壁の3人の天使が迎えてくれます。
(写真の茶色っぽいトコです)
呼び鈴を押すと、ドアを開けてくれます。
中へ入ると、待合室です。
なぜか、円形状になってます。
なんか、恥ずかしい感じです。
他の患者さんがいなくて、良かったです。
受付の女性が出してくれた、コーヒーを飲みながら、雑誌を読んでいると、小柄な歯科衛生士さんがやって来ました。
「まず、歯のクリーニングをしますネ」
地獄が始まりました。
例のウィ~ン、キュィ~ンという音を出す器具で、歯石を取っていくんですが、異様に痛いんです。
映画『マラソンマン』で、ローレンス・オリヴィエに、歯をいじられて拷問される、ダスティン・ホフマンの気分です。
時々、彼女が、「スマイル!」とか言うんで、歯をイ~っ状態にするんですけど、目は完全に涙目です。
「もう、好きなようにして!」って感じです。
30分くらい、念入りに、クリーニングしてくれました。
手鏡を手渡しながら、「キレイになったでしょ!」っと、満足そうな笑顔の衛生士さん。
僕は、ポツリと、「ありがとう」としか言えなっかたです。
しかし、この痛みは、単なる前奏曲でしかありませんでした。
隣りの部屋に移動して、診察椅子に座っていると、男性のヤマル先生がやって来ました。
「抜きましょう!」
注射で、部分麻酔を打ってから、ペンチのような器具で、グリグリやり始めます。
「痛いですか?」
「はい、痛いです!」
「あ、そう?」
もう一度、麻酔を打って、さらにグリグリ...
声にならない苦悶の叫びを発しながら、診察椅子の上で、身悶えます。
ようやく、奥歯を引き抜いた後、縫合しているようです。
グイっ、グイって、力強い感じです。
「すべて、終わったよ」
と、ポンと肩を叩いてくれた、ヤマル先生。
でも、しばらく、診察椅子から立ち上がれませんでした。
歯医者って、こんなに痛かったでしたっけ?
もう少し、優しく処置してほしいです。
さすがに、今日は、家でグッタリしました。
走る気力は湧き上がって来ませんでした。