旅するランナーの欧州日記(ジョギング・音楽鑑賞日記inヨーロッパ)

2005/06/08(水)00:30

『ルサルカ』【写真付き】プラハ国立オペラ劇場

「音楽」ネタ(46)

水の精... いかにも美しい女性を連想させる。 深い森の中の、静かな湖。 湖面に映る、青い月光。 水色の服をはためかせながら、舞う乙女。 彼女に愛された男は、幸福感に満ち溢れる。 でも、その幸福は長く続かない。 自ら犯した罪に後悔しながら、水の精の腕に抱かれて、 愛と死の接吻を受ける。 1月のプラハ国民劇場版「ルサルカ」に引き続き、今夜は、プラハ国立オペラ座版です。 歌と、ダンスと、音楽と、映像とが絡み合って、素晴らしい舞台です。 水の精たちが、楽しそうに舞う場面は、夢のように美しいです。 ドヴォルザークの、チェコ・フォークダンス的エッセンスを取り入れた音楽が、気分を盛り上げます。 日本では、水の中には、河童みたいな妖怪が住んでいるイメージがあります。 一人で、深い森の湖には、近づきたくない雰囲気です。 でも、「ルサルカ」を見た後では、水辺にそっと近寄りたくなります。 水の泡から生まれた妖精たちが、楽しそうに踊っているかもしれません。 その美しさに思わず、水の中に引き込まれてしまいそうです。 プラハ国立オペラ劇場のオフィシャルサイト

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