2010/02/15(月)08:33
「知っておきたいマルクス「資本論」」を読みました
金融危機と世界同時不況。今日の世界経済は第2次大戦後最大の危機に瀕している。
こうなったのはどうしてか。資本主義経済のどこにその原因があるのか。その答えを求めて、いまマルクスの『資本論』が再読されている。
マルクスの説く、商品・貨幣と資本の関係、労働力と賃金、剰余価値の生産など、資本主義の考え方と仕組み、資本主義社会の矛盾などを平易に解説。
今日的な視点で読み直すとよくわかる神津朝夫氏の「資本論」入門書です。
今日的な視点で読み直しても、今ひとつ何が言いたいのか良くわからなかったです。
では、マルクスにまったく興味のないぼくが、何故読んだのか。
実は既に掲載した「宿命「よど号」亡命者たちの秘密工作」にて、マルクスを愛した赤軍派のメンバーは、マルクスの資本論のさらに「原文」を読んでいないと対等に議論する相手にもされなかったそうです。
彼らをあそこまで夢中にしたマルクスの思想とは、いったいどんなものなのか?
というのが本書を読もうと思ったキッカケです。
高度経済成長期におけるカウンターパンチとして、マルクスの革命思想が利用され、ソ連と東欧の瓦解によって日本でも依存症に幕ががおりたと言われているマルクスの思想ですが、これを理解して革命を起こそうとした人達の頭の構造はどうなってるんだろう?
本書に隠された革命思想も、どうやらぼくには理解できそうもないですね。
オススメ度:★★☆☆☆(なんだかんだ言っても、やはり難しかったのであまりオススメしません))
知っておきたいマルクス「資本論」