テーマ:庭・・ひとりごと(1482)
カテゴリ:家庭
窓を開けると、甘い香り。秋のさわやかな風にながされて、キンモクセイの香り。
幼い頃住んでいた、小さな借家の小さな庭にキンモクセイの木があった。秋になると毎年オレンジ色の小さな花がさいた。それは運動会の思い出と重なり、遠足の思い出と重なる。 その後、庭のキンモクセイは枯れた。私が小学5年の時、私たち家族はその家を離れ、マンションに移った。 今、その家は残っていない。中学生の頃、なつかしくて当時の家を見に行ったら、木造の家は跡形もなく、綺麗な新築住宅が建っていた。 キンモクセイの香りは昼間よりも夜によく香る、と母が言った。 秋の甘い香りは、幼い頃の思い出を呼び覚ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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