2009/03/31(火)21:33
月夜駕籠 風車の浜吉・捕物帳 (伊藤桂一)
風車の、といえば弥七なんじゃぁ?という声が聞えてきそうですがこの場合風車は投げるんじゃなくって売り物。
御用聞きの浜吉親分は副業として風車を売っているのです。(しかし弥七の風車って武器にしてるわけじゃないですよね。矢文の代わり?)その風車も「五本の竹ひごを蛇籠に編み出てくる十本のひごの先に色紙を貼ったもの」だというから凝った民芸調のもの(?)のようだし。…副業としてはまずまず、と言った感じでまあ妻が料理屋で働いているとはいえ袖の下を要求する必要もなく(?)性格のいい(?)親分として描かれている。…必要悪もたいな描き方も嫌いじゃないけど、こういう「いいひと」の方が読んでて気楽でいいよね。
捕物帳だからまあ犯人がいるわけで、最後にはつかまったりするわけだけれど「お上にもご慈悲はある」というか”お目こぼし”的な解決方法がちょっと多いような気がするのが難点か。いいんだけどね。
「突撃!昨日のばんごはん」
・豚ステーキ
・サラダ
・油揚げとにらの味噌汁
にらの使い道に困って味噌汁に入れてみました。…にら玉のほうがいいや…