2006/08/03(木)15:44
夢幻美女絵巻 山崎洋子・作 岡田嘉夫・絵
古今東西の美女(クレオパトラからマタ・ハリ、はてはかぐや姫まで)を山崎洋子の文章と岡田嘉夫の麗しの絵で構成。
普通の「文章を書いてそれにあわせた挿絵」というのではなく、作家は絵を見ないで、画家は文章を読まないで勝手に描いた物をデザイナーが好き勝手に構成し、成反射が好き勝手に色を変えたり…となんとも独創的な(笑)作り方でできた「大人の絵本」なのだそうだ。
美しさの中に毒を潜め、血の香りを漂わせたような麗しき一冊である。文庫じゃなくて大きい本で見たいところ。