審判　（ディック・フランシス＆フェリックス・フランシス）

ディック・フランシスと息子のフェリックスとの共著。共著とはいえ文は息子が書いたらしい（イギリス在住の息子がケイマン諸島…勇退後に住むのにいいところらしいですね…の父に電話して打ち合わせをしたと解説にあった）訳を通してなのでそこらあたりはよくわからないのかもしれないが、フランシスの作品として違和感なく読めた。 ストーリーは競馬（障害競馬。こっちのほうが私は平地の競馬よりなんとなく好き）・法廷（主人公が弁護士兼騎手）そしてサイコな人物まで出てきて盛りだくさん。もちろんロマンスもあり（怪我もあり）で、はらはらしながら読んだ。 ラストの主人公の行動については各論あるようだが、私はこれで正解だと思うな。