2009/03/26(木)21:41
消えずの行灯―本所七不思議捕物帖 (誉田 龍一)
本所七不思議というと「片葉の葦」とか「送り提灯」「消えずの行灯」とかのあれ。落語にもなっているし、宮部みゆき他がネタにしていることもあり、伝承としては有名なものだと思う。その七不思議に絡めた捕物帳形式の連作短編。七不思議にちなんで七話ある。
七不思議、がきちんと解明?されているところと、登場人物が榎本武揚など、幕末の偉人であるところがおもしろい。「…後の○○である」史実に忠実かどうかはわからないけど(笑)あと、「なお××はのその後は誰も知らない」といった感じで書かれているのは実在でない、作者が作った人物なのかな。
消えずの行灯
ちなみに宮部みゆきが書いた本所七不思議は
本所深川ふしぎ草紙
こっちの方が有名&おもしろい…けどね。