2018.02.16

ガソリン生活(伊坂幸太郎)

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語り手が誰であるか、というのは小説の読み心地において重要なファクターであるのだけれどこの1人称の本の語り手は車、である。小さな伏線が次々と回収されていくのは快感でもあるが、視点が自家用車であるから登場人物が車に乗っている(あるいは付近にいる)ときのことしかわからない、という制約が逆にうまく働き、また「車同士のネットワーク」で人間は知らないけど真実を車たちは(そして読者は)知っている、というのがまた心地いいのだ。よい。

ガソリン生活






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Last updated  2018.02.16 13:51:57
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