あそびはこどもの仕事やで！：遊び学ブログ

　牛乳キャップと並んでこども達が身近な物を使ってのあそびに酒瓶の栓（酒のフタ）を使ったあそびがある。

　私が勤めていた学童保育所の近くに酒屋さんがあったので、学校から帰ってきた子がポケット、はたまた大きなビニール袋一杯に酒のフタを入れていたのが思い出される。

　酒のフタをどの様に使ってあそんだかというと、指を巧みに使ってコマのようにしてあそんでいた。何人かで同時に回して勝負をしたり、ただ回っているのを面白がったりもした。

　また、コレクションとして珍しい酒のフタを自慢しあったりもした。「大関」「白鹿」などの清酒より焼酎の「いいちこ２５°」などが人気があった。また、どこで手に入れたか地方の地酒の栓を自慢する子もいた。

　酒のフタをこの様に使ってあそぶのはいいが、感心できないあそびがあった。それは、マンホールのフタに開いている穴、それはちょうど栓とサイズがピッタリで、その穴に酒のフタを詰めるのだ。

　これは、大したことがないと思われるかも知れないが、大変危険な事なのだ。そもそもマンホールのフタに穴が開いているのは分けがある。腐敗したヘドロなどから発生するメタンなどの可燃性・有害なガスをその穴から逃がすのだ。

　下水道の中にそれらが充満すると、爆発したり工事に入った人が中毒になったりする。マンホールのフタの穴は、それを未然に防いでいるのだ。もし、こども達が酒のフタで穴を塞いでいたら注意して欲しい。

　もちろん、我が元学童保育所の近くのマンホールもそうだったので、学童保育所の子には先ほどの話をして注意をしたのは言うまでもない。
（なお、マンホールのフタの穴は、雨水も流れ込むためにもあるが、それとて塞いではダメなことは当然だ。）


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