あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

2013/01/31(木)16:18

『べろべろ』と『めくりくじ』:なつかしのあの風景

あそび一般(3990)

 前に紹介した「ニッキ紙(がみ)」と同様に、毒々しい着色料で色づけされた駄菓子は他にもあった。その一つが「べろべろ」と言うものだ。寒天あるいは、わらび粉でつくられた、人間の舌と同じ大きさで赤く着色された駄菓子だ。  もちろん、その赤い色は合成着色料の色だが、正式な商品名ではないと思うが、舌に似ていたからか「べろべろ」と呼ばれていた。それが、底に竹の皮を敷き詰めた木製の箱に、ずらっと並べられていた。  実は、「べろべろ」は、くじ引きとして販売されていたので、その並んだ「べろべろ」の傍には、当たりの少し大きめの四角い形のものや、特賞の鯛の形をした大きなものも並べられていた。  そのくじに使われていたのは、今ではあまり見かけなくなった「めくりくじ」だった。1.5cm角くらいの小さなくじで、表には鯛が描かれていた。うろ覚えだが、外れは小海老、当たりは蛸やカレイ、特賞の鯛が描かれていたと記憶している。  この「めくりくじ」は、「べろべろ」の専用のくじとして作られていたかどうかはわからないが、想像では「べろべろ」のくじ引きを思いついて、鯛の「めくりくじ」を利用して、「べろべろ」の当たりの形状を決めたのではないだろうか。  今となっては、その真相を究明するすべは、ほとんどないが、「べろべろ」が駄菓子屋さんの店頭から消えてしまった後でも、鯛の「めくりくじ」だけは生き残っていたことを覚えている。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト FC2ブログランキングにも登録しています。 ↓よろしければ、ご支援のクリックを↓ 多忙のため、コメントへ返信できない場合がありますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。

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