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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2013.03.07
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カテゴリ:あそび一般

 【幼児教育の環境の変化を受け、県教育委員会は「県幼児教育振興プログラム」を改訂する。根幹となる、目指す幼児の姿には「遊びきる子ども」を掲げ、県内の全幼稚園と保育所、認定こども園が取り組む内容を示す。
 プログラムでは、最近の子は知的なことへの関心が高い半面、外遊びや直接体験が不足して精神の自立、集団生活への適応が遅れる傾向にあると指摘。(中略)こうした課題が、幼児が小中学生になった時の生活リズムや習慣の不規則、人間関係の未熟さにつながっていくと判断。友達と思いっきり遊ぶことで養われる心と体、自立心、思考力などの大切さを説く。(中略)体を動かす意欲を幼児に育てるため、施設には屋外で十分に活動する機会や、様々な人とふれあう活動を増やすこと、表現することの楽しさを感じさせる活動の工夫などを求める。】
(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/朝日新聞:2013/02/28)

 上記の記事にある鳥取県教委の「県幼児教育振興プログラム」の趣旨は、本ブログの趣旨にも概ね沿うものではあるが、遅きに失した感は否めない。さらに、上記引用の後半部の県教委が施設へ求めていることは、裏を返せば、これまでの施設では、それが不十分だったことを意味しており、それまでの県教委自身による施設指導の不十分さを、物語っているものともなっている。

 正しい結論に到達したとしても、そのことへの、施設や県教委の真摯な反省がなければ、また同じ過ちを繰り返すこととなる。県教委の分析や反省が不十分であるのは、「遊びきる子ども」を幼児だけの「目指す姿」に限定しているかのように思える表現にもあらわれている。

 「こうした課題が、幼児が小中学生になった時の生活リズムや習慣の不規則、人間関係の未熟さにつながっていくと判断」がそれだ。現状で言えば、最も「外遊びや直接体験」が旺盛になるべき小学校期において、こどもたちは極めて不十分な状況にあるのだ。

 近年、小学校における各教科内容が増えた結果、授業時間数が増加してきており。新たに英語が必修化されるなどに伴い、さらに授業時間数が増える可能性も高くなっている。こうした、授業時間数を増やす、文科省や教育委員会などの姿勢は、小学生たちから「外遊びや直接体験」をする機会や時間を奪ってきたのだ。

 こうした状況を放置したままでは、就学前の幼児に「遊びきる」を求めても、県教委が憂う「生活リズムや習慣の不規則、人間関係の未熟さ」は、いつまでたっても改善されないだろう。もちろん、鳥取県教委が、この点にも気が付いていて、小学生たちにも「遊びきる」条件づくりに、邁進されておられるなら、それは大変喜ばしいことであるのは言うまでもない。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2013.03.08 07:46:20
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