カテゴリ:あそび一般
私はこどもの頃、阪神電車の駅の直ぐ傍に住んでいたので、駅舎であそぶことも少なくなかった。そんな時、改札口で切符にハサミを入れる駅員さんは、興味深い仕事の一つだった。切符を切っていない時も、ハサミ(改札鋏)をカチカチカチとリズミカルに鳴らせていた。 だから、電車ごっこであそぶ時の大事な小物として、切符に色々な切り目を入れるハサミの玩具があった。もちろん、本物の改札鋏とは違って、鋳物製の粗雑な出来のものだったが、それでもあのカチカチカチのハサミの空打ちを真似したものだ。 当時の駄菓子屋さんや街のおもちゃ屋さんには、おもちゃの電車の切符やハサミが売られていた。一般的には切符とハサミがセット販売なのだが、切符は消耗品なので、駄菓子屋さんなどでは切符だけ販売されてもいた。 今、自動改札化が進み、切符さえ消滅しつつあることを考えると、電車ごっこから、切符にハサミを入れると言う楽しみが無くなってしまったと言える。もちろん、玩具の電子化が進んでおり、自動改札の玩具が出来るかも知れないが、やはりあのカチカチカチの醍醐味には数段劣るのは違いが無いだろう。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト 遊邑舎あそび館 FC2ブログランキングにも登録しています。 ↓よろしければ、ご支援のクリックを↓ 多忙のため、コメントへ返信できない場合がありますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.05.16 07:34:25
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