あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

2015/05/05(火)17:43

『頭』:教育漢字で語る『あそび』(203)

あそび一般(3990)

 「おつむてんてん」から始まって、「頭の上でパン」、「でんでんむしむし、かたつむり、お前の頭は・・・」、「頭を雲の上に出し」など、「頭」に関わるあそび歌や童謡は多い。しかし、「頭」に関わるあそびは、それほどでも無い。  ただ、近年にわかに、「頭を使う遊び」や「頭が良くなる遊び」など、身体の部分を意味する頭ではなくて、頭脳に関係づけられた「遊び」が、巷には氾濫してきている。さも、ごく普通のあそびが、取るに足らないものと見なしているかのようだ。  少し考えれば、どんなあそびだって、もちろん人間が行う全ての活動は、頭を使うことなく行えないし、それによって頭が良くなる活動は、ごく普通のあそびにも、他の日常活動にも、完全に該当する。  「頭を使う」や「頭を良くする」に惑わされないで、様々なあそびを、強制ではなくて、こどもたち自身が自主的に行う方が望ましい。そうすれば、結果として、こどもたちの成長や発達、そして社会の一員として行動できる能力の獲得を効果的にするのだ。  さて、言葉あそびに「しりとり」があるが、これは考えれば、前の言葉の「尻」の文字と同じ字が頭に付く言葉を、見つけると言う意味では、頭を探すあそびとなる。また、頭をキーに探すのは、まだ簡単な方だ。  反対に、言葉の「尻」を探す、「頭とり」は、思った以上に難しいあそびとなる。このあそび、あそび方は簡単だが、頭を使う意味では、相当なものだ。発想の転換が必要な時に、ひょっとすれば役に立つかもしれない。  これとよく似たものに、ユニット折り紙がある。一つのユニットを折ること自体は、そんなには難しくはないが、それを立体に、しかも規則的な配色を考慮すると、極めて頭を使う折り紙となる。それ故に、愛好者はまだまだ少ない。  そこで、私からのコマーシャルを記しておく。その愛好者が、一人でも増えればと考えて出した本が、「かならず作れるユニット折り紙」(下掲)だ。全ての人が「かならず」とは行かないかも知れないが、80歳を越えるご婦人が、この本を見て、すでに100をはるかに超える作品を作っていただいている。本当に作者冥利に尽きる、ありがたい話だ。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト 遊邑舎あそび館 FC2ブログランキングにも登録しています。 ↓よろしければ、ご支援のクリックを↓ 多忙のため、コメントへ返信できない場合がありますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。

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