2006/01/17(火)00:51
宝飾専門店の比較(2)-株価の推移-
今日は宝飾専門店の株価の比較です。
参考:宝飾専門店の比較
業界平均の株価上昇率は61.9%とTOPIXを上回っています。市場規模自体は年々
縮小傾向にあるようですが、景気回復期待から業界全体が評価されたのでしょうか?
上昇率1位はサハダイヤモンド。前期まで7年連続営業赤字が続いていますが、今期は
一応黒字の予想です。しかし中間決算も1.6億円の赤字です。はたして黒字回復なるの
か、どうでしょう。株価も一応期待しているのでこのような動きになっているのでしょうか。
1年で2倍以上ですからね。私は恐くて買えません。
2位はエフ・ディ・シィ・プロダクツ。2倍になっています。ここは以前の比較の時、
livin_on_a_prayerさんに詳しく教えていただきました。厳しい市場環境の中、着実に
ブランド力を高め、業界の勝ち組になっています。業績も四季報で確認できる限り8年
連続増収、営業利益も03年を除き増益を続けています。売上の伸び率は決して高く
ありませんが、利益率は改善傾向にあること、強いブランド力が評価されているのでは
ないでしょうか。ここの親会社、アスティとは時価総額で親子関係のねじれが生じている
のは有名ですね。以前の比較でわさびやさんとdsanさんに教えていただき、しばらくして
買いましたが、そこそこ上がっていますね。
3位はベリテ。今期は減益で、既存店も前年割れらしいのですが、何故株価が上がってい
るのか不明ですね。
4位はあずみ。ここは年初ではPERが10倍以下でしたので純粋に割安さが見直された
のでしょう。業績も増収増益を続けており、在庫も少なく、この業界ではまともな会社の
一つです。
5位のツツミはこの業界でも飛びぬけた高収益企業です。FDC同様わずかながらも成長を続けて
います。今期は既存店も回復傾向にあるようで中間決算前に通期の経常利益予想を上方修正
しています。
6位は田崎真珠。12/9に通期業績を上方修正しておりこれに株価が反応しています。
これらを見ると少しずつ業界の景気も回復してきているのかもしれませんね。