|
カテゴリ:カテゴリ未分類
本日、いつもの休日出社。会社帰りに向かう病院。
ちょうど九段下の前をとぼとぼ歩いていたらひとごみが。 しかも地下鉄の出口からひっきりなしに人波。 なんやこれと思ったら日テレの24時間テレビの武道館に向かう人でございました。 そっか-お子たちの夏休みもあと僅かな季節になってきたわけね-。 さて本日のお袋はだいぶ正気に戻ってきたようでございます。 もう犬は見えなくなってきたこと。ただ手術後の数日間はほとんど覚えていないようでして...。 ただし夜は夜でなんか悪夢のような幻影を見るようで、こういうのははっきり覚えているのか繰り返し言っておりました。 なんか近所のお寺さんに行く道に整然と50人くらいの坊さんが読経。 バスで行くらしく、うちの姉貴がまた登場してきてバスに間に合うとか間に合わないとか。 場面は一転して地獄のようなトンネル。ここにも坊さんが居るそうな そしてお袋たちは(指で形作って)皆こんな小っさいのよねー。 でかい坊さんから4126?と何回も叫ばないとでかい坊さんに助からないと言われ、懸命に日蓮宗のごとく。 4126?.....ハトヤ? ..... んで漸くしたら大きなお坊さんに引っ張り上げられたのはお袋だけの様。ほかの人はどうなったのか聞いたけど分からないとのこと。 そして昨日見た夢は雪なだれに巻き込まれたらしく。 倒れかかった木に10匹ほどの子犬が引っ掛かって。犬は実家で飼っていたヨ-キ-とからしい。 そして雪に埋まっている方のヨ-キ-は何故かセ-ラ-服。 とってもかわいいそうで、なぜか横にいた姉貴に引っ張るように言ったんだけど無視するのよね-と ... ...さてこれは考えてみますとかなり想像力豊かな発想。普通では思いもつかないストーリー。先も長いしかえって楽しんだ方がいいかなとも思い、適当に合わせるめくばせでございました。 その後飲むヨ-グルトとカステラ一切れをペロリと平らげたので、少し起こして車椅子で外の景色を一週間ぶりに見せたら、心なしか目の開きも大きくなったような気がしたわけでございます。 どうもせん妄という症状はうつらうつらしているので昼間は起して刺激を与えていたほうがよいようでございます。 姉貴が来たときも看護婦さんがテレビをつけていてくれて、義経を視ていたそうでございます。 そんな中で窓の外見ながら杖無しで歩きたいとぼそっと呟くもんですから、これから始まるリハビリで頑張る糧が出来たじゃないかと励まして病院を後にしためくばせでございます。 いずれにしましても本日初めて「あれは夢だったのかしら」的な意識と、ほとんど数日間の事は覚えていないということで、これは痴呆ではないと何となく安心感を持った本日の感想。 そしてこの一連の幻影も、すべて外出めいたこと-犬-散歩コ-スとお袋の好きな「出歩き」に通ずるものでして、愛は地球を救うついでに歩行も救ってくれるよう武道館に向かって心の会話をして24時間に向かう大勢の人と逆方向に帰宅の途についためくばせでございました。 PS.相変わらず看護婦さんはかいがいしく世話してくれてます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|