妻信号は今日も赤 ~ アゲイン

2005/10/20(木)00:49

愛人 ~iPod nanoとの別れと再会~

こうくそ忙しく会社・家問わずストレスも溜まると何かぱぁ-とやりたくなるわけで。 そう、たまに無駄遣いつ-か、無性にお金そのものを使いたくなることがございます。 昨日も申しましたが、たまには自分にご褒美と、なけなしのへそくり2万円くらいな小市民めくばせ。(これを自由に使える程度に貯めるのに2ヶ月くらいかかるんです) あれあると通勤が楽しくなるよな-と実は2万円の為に1ヶ月くらい沈思黙考したわけだわね- 休日出社帰りに開店したばかりの秋葉原ヨドバシカメラとかソフマップ8号店(お気に入りの中古屋)行ったり。何回か手にとったり店を行ったりきたり。 その結果一月ほど前に手に入れたのが「ipod nano」。とりあえず彼女と呼称することにいたしやしょう。 そして最初に手に入れた音楽は中国の違法MP3サイト(mp3.baidu.com)からダウンロードしたテレサテン(中国名 テン・リー・チュンっていうんすね-)の「愛人」。 実はあたくし日本のア-チストでMISIAさんの次のつぎのつぎくらいに好きなのがテレサテンでございます。 そして数日間は聞きまくりで、しかも自律神経で見せびらかしているのか電車の中で手に持っているわけでございます、あの薄いのを。 でっ心のなかのハミングは通勤車内の「つくしてぇ~泣き濡れてぇ~そして愛されてぇ~」とひとりカラオケボックスと化すわけでございます。 難しい顔した中年おやじが実は心の中では愛人だなんて絶対当たらないよな-とか、朝のこのくそ忙しい通勤時間に日本中でテレサテン聴いているのってめくばせひとりだけだろうな-とか至福の時を久しぶりに過ごしたわけね- やはり「買う」という行為はこんなにも心にゆとりが出てくるもんだよな-と納得しながらも結局2週間ほど経過するとやはり少し飽きが来るわけでございます。 そんなある日彼女を充電していた部屋。 いつもの通りにご機嫌うかがいに来た息子。 机の上の奥の方で充電していたわけでございますが、こういう代物を発見する嗅覚と申しましょうか、さすがでございます。 これが勉強への閃きだったら申し分ないのにと思いつつも、息子は満面の笑みで、あっipod nanoだっ。 どうしたのと聞くもんだから、苦し紛れに、あぁ人から借りたんだよと答えるおやじ。 ふ-んと怪訝な声。これ欲しいのかと聞くと、あっMDがあるからいいと。 あとになって分かることですが、実は息子はほんとはすごく欲しかったわけでございます。 なんやら息子の通う中学は結構所得水準の高い家庭あって旧型のipodを持ってるお子はいるそうな。nanoで自慢をしたいという発想も見えかくれするわけね- そんなこんなで二週間ほど過ぎたある日、妻信号は赤。 実はこの日(土曜日)は息子は試合で千葉へ。 用心深い妻、息子のいつも入れてる部屋の貯金箱を覗くと小遣いが溜まっている万札(ちょうど2万円)がなくなっているではありませんか。丁度「帰りがけ」だという秋葉原から携帯で帰るコールの息子。 そこから始まる妻の問い詰め。 あんたまさか欲しい(欲しい?.....あっ妻には言っていたんだ.....)といっていたipod買うんじゃないでしょうね。 「あっ分かりました?」と素直すぎる息子。 とにかく帰ってらっしゃいと妻。 翌日妻はあたくしにこの事情を話しなんとかして欲しいとのうながし。 要はお金の使い方を間違えているということ、ドキツ。 あっそんなものなら会社の帰りにでも買ってくるよと苦し紛れのあたくし。 あたくし、もうそんなお金は持っておりません。 どうしたかといいますと、購入した事情をテキトーにでっちあげて、結局あたくしのipodは安く下どったということで1万円だったよというストーリー。 願わくばその1万円を妻から回収しようという魂胆ではありました。 ただお金には無頓着なあたくし、結局言いそびれて単に息子にプレゼントしただけに終わっているわけでございます。(10/19現在) お前も馬鹿だよなー余裕もないのになんでそんな強行手段に出るんだよ、そういうことはお金の使い方を知らないってことだよな。 もうそういう大金は勝手には使うなよ。いいからこれ持って行きなさいと。 息子は当日はたいそう感激しておりました。あっ当然のことですけど。 一方妻はそれ以降当然ながらこの話題には何も触れておりませぬ。 息子はやはり1週間ほどは喜んで使っておりました、学校に持っていったのかどうかは知りませぬが。 それでほとぼりも冷めて話題も出なくなった数日前。彼女はどうなったかなーと思っていたら..... リビングの果物籠の中にりんごと一緒に置きっぱなしの彼女。付けてみると.....付かない、充電切れ。 明らかに数日使用していない証拠。 あたくしはそっと彼女を拾い上げて部屋に連れていったわけでございます。あっもうあたくしのものではございませんけど.....。 もうあたくしに性格がよく似ている息子。 そう、もう飽きちゃったんです。 それはねー、近所に割りと大きめな熱帯魚屋さんが出来まして。 早くも息子は、オレ熱帯魚を「小遣いで」買いに行こうかなと。 それみろお前は欲しいものは次から次と出るんだからipodnanoなんか買わなくてよかったじゃないかと。 そうだねーとほざきやがる息子。 とりあえずipodの調子はどうかと質問をするのは止めたあたくしでございます。 まっあたくしも今度出来る熱帯魚屋さんでエビでも小型水槽に入れて和みたいと思ってるわけでござますけど。親子は似てるもんでございますねー。 ↑彼女との再会

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